社長 閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記
西本智実 記念コンサート観賞にあたり
2012.11.3
西本智実 自らオーケストラ結成 記念コンサートの記事(10/31)を 夜食の店にて 新聞を手にし知り。
上野恩賜公園野外ステージ・・・へ
この方に対しての 何とも言えぬ魅力を抱いていて 何度か聞きに行ったのを思い起こし 初めての野外でのコンサートに心ときめきながら行ったのでした。
それも 突然参加の当日券にもかかわらず 一番良いとされる席が一つ残っていて・・・
彼女に惹かれていたので 誘われ座らされるごとく ときめきは上昇し 美しい上野公園の風に乗る音楽と共に この方の素晴らしい指揮に重ね 作曲家の思いを ご自分の精神で研ぎ澄まし 私達に 『 目に見えない音が 風に流されていく不思議な現象を 体感、五感を働かせて 自分の中で クリエイティブな作業をしてほしい 』 と いう願いを 感じ取る事が出来ました。
と、いうのも 燕尾服に身を包み 鋭敏な動きでオーケストラをぐんぐん引っ張っていく さっそうとした演奏風景、凛々しい容姿に 妙えなるものを秘めている女性特有のものの中に 男性が得意としている指揮を いとも簡単にやりのけるのには 驚きを禁じえないものでした。
それは 男性指揮者にはありえないと思われる 女性特有の優しさの中の美しさと力強さが重ねられ 高められた精神性の音楽が 私達を清め 生きる意欲へ連れ戻すような印象と共に 人間なる根本に立ち返らすもののようでした。
このような印象は 彼女特有のアプローチで。
その由来を 子供の頃と ご先祖様の譲りであることを ご本人の言葉を借り 知ることが出来ました。
4歳の時 ボリショイ・バレエ 「 白鳥の湖 」 を見て・・・熱が出るほど感動。親しんだクラシックで 同じ曲でもレコードによって音色やテンポに違いがあることに気付き。音大出身の母親に疑問をぶつけると 「指揮者が違うからよ。」 その一言で指揮者の存在に目が向き・・・今日のステージで その成長とこれからのビジョンを 見事に現し 熱が出るほど感動したものを 私達に転移するのを目の当たりしたのでした。
それは ご本人が 西洋音楽と接点を持った先祖の血が 自らの体に受け継がれていることを 強く意識しながら 醸し出している自信と誇りのようなものでもありました。その母方の先祖は 長崎県生月島 ( いきつきしま 東西2km 南北10kmの小島 ) 。
島で 「 オラショ 」 と呼ばれる祈りの歌が 口移しで絶えることなく 今日まで歌い継がれていると。スペイン・グラナダ地方でも 伝承されていない原曲が 宣教師によって伝えられ それに多大な関心を寄せるこの方は 音楽に力強い祈りを込めたようにも思われたのでした。
西本智実さんは 最近 先祖に深く関心を寄せ 調査を始め キリシタンである故に離縁させられた人もいることを知り 伯母は 音楽大学卒業後 カトリックのシスターになったのも知ったと。
演奏会では 暗譜している曲でも 前において指揮するスタイルは この伯母の影響を強く受けていらっしゃると。
・・・それは 「作曲家とつながっていたい。だから そこに楽譜があることが大事なんです。」 作曲家への敬意の表れと言ってもいいと ご本人がお話しなさっていらっしゃっていました。 東京新聞 12.10.31
何かを成し遂げる方 特有の・・・
『 偉大なもの・美しいものを 欣然(きんぜん:喜んで快く物事を行うさま)として 心から崇敬することは 実に私の性分である。そして この性分を 優れた対象に触れながら 日々刻々 養い育むことは いかなる感情にもまさる幸福である。 』 イタリア紀行 ゲーテ 9月17日 相良 守峯 訳
と 重ねながら・・・この方にも同じものがあることを感じたのでした。
「イルミナート フィルハーモニー 」 発足記念コンサートの理念である 啓蒙、輝き、光明、アートを 今後はバレエダンサー、オペラ歌手、さらにはクラシックの垣根を越えて 美術、衣装、空間デザイナー、アニメーション作家 なども加えた 総合芸術家集団に発展させていく意気込みを感じさせました。そして いつか11月3日 文化勲章を受賞するというのを漂わせる演奏会を ステージの裏側道路の車光が両脇から見える中 上野の風も虫達も空の星たちも協賛しているように思い 嬉しくなる夜になりました。
ふるあめりかに袖はぬらさじ観賞での気付き
2012.10.20
坂東 玉三郎 主演 ふるあめりかに袖はぬらさじ 有吉 佐和子 脚本
『 演劇は言葉だ 』 『 いいえ 演劇は行動です。言葉は その一部だわ 』 と 有吉 佐和子は こんな議論を 新劇の新進演出家と交わした。 ( 有吉 佐和子 『 ずいひつ 』 新制社 1958年 )と あるように・・・
・・・女形( おんながた ・ おやま ) を坂東玉三郎さんが お園役を演じる。お園は 江戸文化の中心だった 花の吉原から 新開地横浜の外人相手の遊廓という『 場末 』 に流れ着いた芸者の物語。
坂東さんが男性でありながら 女性役を演じる場面を観客と共に見入りし 息を呑み干しながら 舞台が作り出す空気に制御されるのを感じつつ その世界に誘われるのでした。
時代は幕末 近代化への開港をめぐる摩擦を 横浜を舞台にした物語。
今から154年前 1858年 アメリカ ・ オランダ ・ ロシア ・ イギリス ・ フランス 五ヵ国と 通商条約を結び 翌年から 西洋諸国と貿易を始めるに当たり 多くの外国人との係わりから生じる一面のお話。
・・・1864年のイギリス領事の報告によると この段階での横浜の日本人口は12,000人 外国人は数百人。これに加えて 観光客、商人、軍人なども 世界各地から横浜を訪れ 交流する中 起こるお話。
・・・このような背景での 一人の遊女亀遊(役者:檀れい)の心境変化で アメリカ人に袖をふらさず 自決にまつわる物語を・・・
坂東 玉三郎さんは ボイストレーニングで培った 優しく温和な声量。 長年の稽古で完成に近づけた仕草で 男性でありながら女性を演じる場面々に 観客を別世界へ誘い 日常を離れ 目と心を清め・・・一人の女性をめぐるお話から いかに生きるか、死ぬか・・・それに係わる人々が生きざまを見事に演じて下さり 人間に秘めている底力を思い知らされるのでした。・・・その秘めている力を出すため どれほどの努力がいるかをも。
何故なら 私もボイストレーニングを 細々ながら7年受けていても 納得する声などなかなか出ず 体作りの体操で 気の流れを作ってはいるものの どれほど難じのことかを心得てのことを思ったから・・・又、生産現場での動作も最高の美的仕草として 獲得させる為に どれ程の努力がいるのかも。
すなわち 丹田や筋肉・関節が自由自在に呼吸できるまで訓練無しでは この方のような自然さは出ないのであり そのためこの方は 稽古はもちろんの事 水泳では水の重力を活用し その重力を克服して得る慎ましさで 舞うような仕草を研き上げ。自然の中でも同じように 体を和らげるような舞う体操で培ったものに ご本人も申される 日常のあらゆる動きでも 美が出るまでする・・・ところから溢れ出るものを。
その姿勢・仕草を 一つ獲得するため いくばかりの訓練を要するか?計り知れないものを思ったのでした。そして 心身を統一的に自然さへ近づける美の偉大さを 尊敬の念で吸収しながら その努力に胸が熱くなる思いに至ったのでした。この方の一つの 声 ・ 動き そのものが 日本 ( 世界 ) の財産として 国宝であることを認めつつ 学び入る観賞となりました。
この方のこころとかたちのご講演 私のブログ 12.7.27
このような美しい方に導いて下さった 大いなる力に感謝を込め 記念文として遺すことに思いつきました。当社の経営理念(HP)に 『基本姿勢』 を盛り込んだ着想に思いを寄せながら・・・。
大人の学校 小山代表訪問
2012.10.9
介護の未来について 意見交換。
温熱器 2台寄付。
盛和塾 ロサンゼルスツアーで学ぶ
2012.9.30~10.6
【 9/30 】
成田空港JALさくらラウンジで 出発の待機を参加塾生達と交流の折、稲盛塾長もいらして 同じ囲みに入って下さり 皆お喜びとなった。塾長は お座りになさると同時に 一番離れている私に キムチを造っていらっしゃるのですよね。と 仰って キムチは持ってこなかったのですか。と 聞かれ 皆ビックリ。・・・発酵食品で膨らむとか におうとかを想いつつ・・・
戸惑いを見せる中 私は ご自宅に贈らせて頂きます。 と 申すと 交流会の時 頂きたい と 申され 今後の例会に持参する運びを 事務局長と話し合いました。出発前から 思いがけない出来事で エネルギーはアップされ 体調の心配は雲を晴らし、有難く 無事に乗り切る運びとなったのでした。
そして ロスにつき 世界各地から集まった塾生250名の熱気溢れる夕食会で 長時間の飛行の疲れを癒す場とし 出発前の体調心配は これで安心だという確信のようなもので 幸せ感が湧いたのを思い起こしつつ・・・。
とにかく 体あっての人生であり 仕事なので 管理には手抜きを許されず 日々無事に過ごし 心身共 新陳代謝が順調で 日々 新人間になることは 私の理想とする目標。このアメリカの地で確認できた喜びは 計り知れないものとなったツアー参加となりました。
【 10/1 AM 】
小型スーパー Trader Joe’s
世界最大の小売企業 Wal Mart
オーガニック志向の高級品小売店 Whole Foods
スーパーマーケットの3形態を見学
特に Wal Martの 極限状態までコスト削減の内容を聞き 目から鱗が落ちる思いがしました。
日本でも起きているものが アメリカで再認識され 心が引き締まる思いで製造業の舵取りをしなければ と 学びました。
Wal Martで 1.99ドルのワインを1本購入し 今 飲みながら・・・
どのようにして このようなものが 生まれるのかを想像しております。あの時 塾長もワインを購入なされ その夜 懇親会でお飲みになさり 皆様と 1.99ドルでも美味しいと 仰っていらっしゃったのを思い起こしつつ・・・。
【10/1 PM 】
ロサンゼルス 塾長例会 勉強会
ロスの塾生数名から 盛和塾入塾後 どのように 経営 ・ 人格 ・ 人生が変貌したのかを聞き 海外での様々な状況にも打ち勝つ力の源について 大きな気付きを頂きました。
私が キムチで 『 日韓平和の和 』 を広める先駆として活動した あの喜びと苦難の日々を重ねながら。25年経ち この美しい国で 魂の友人達と似たような境遇に触れ 今後の未来も予感する思いでした。
塾長講話は 塾長ご指針の 『 心を高め 経営を伸ばす 』 に 基づいて ロスの塾生に 海外の厳しい環境においても この高次の思想で 皆様の事業を大きく伸ばし 一人でも多くの人を 幸せへ導いてほしいと 涙を拭い願っていらして 遺言のようにも思えました。それもJAL再生達成 再上場の感無量と共に。
私は その 『 信念の強さと人間愛 』 に 深く感動を覚え そして その感動に導かれ 入塾し3年間 心を整理 ・ 清める のに徹し 4年目になるロスにて 韓国食品を 『 日本一の味 』 に据え 事業を倍増しようと意欲が湧き起こり 決意を新たにしたのでした。それが 今までは 事業を大きくすると 人間で苦労するから 小さくて良いのだ と 口癖のように言い 自然体で 流れのまま来たのが・・・。
心を高め 経営を伸ばし 一人でも多くの人を幸せにする 人生最高のテーマに出会い認識と共に 意欲 と知恵と正義感が 目覚め後押ししているようでした。
そして 戻り 韓国食品 ( KS ) フィロソフィ を書き上げ
- 1条 『 考え方 』 こそが人生を大きく左右する
- 人生・仕事の結果=考え方(-100~+100)×熱意×能力
- 2条 韓国食品は、目標を『 日本一の味 』に据え、それに見合うお客様に提供
- 3条 心をベースとして経営する
- 4条 公明正大に利益を追求する
- 5条 原理原則に従う
- 6条 勇気を造る[ 意気と体力 ]
- 『 健全な精神は 健全な肉体に宿る 』
- 7条 礼節を徹底的に持つ
- 8条 チャレンジ精神を持つ
- 9条 渦の中心になれ
- 10条 率先垂範する
- 11条 常に創造的な仕事をする 具体的内容は省略
まずは 11条まで出来上がり 9/30工場幹部へ 11/1 本社営業部へ 発表・朗読・認識へ ロスの学びを現実に据えることになったのでした。そして11/5から、専務中心に工場で1条づつ朗読し、反復中。
今まで思っていても書き上げられないものが この度 塾長の涙で誘う 大きな 『 人間愛 実践運動 』 に 心を打たれ 1ヶ月かけ観えるようになり まとめ上げ早速実践しました。 その影響を その瞬間から 受ける社員達を見て 哲学の素晴らしい力を思わずにはいられませんでした。
そして これからの経営は KSフィロソフィ すなわち人類全体の公用語を選び 私達の心身の働きの基本とする運びとなったのでした。そうすることで 心と頭と動きが同じ方向に向き 力を発揮する兆しが目に見えるものとなったのでした。
私は フィロソフィの力を目の当たりにし その力は使うことで発揮する 確信を得たのでした。それは ロスの塾生達が 生と事業について 迷いつつ営んでいらっしゃる折 塾長の教え 生き方 フィロソフィに出会い 希望 ・ 勇気 ・ 秩序 ・ 幸せ の真理を 塾長の全人格が与える影響に 計りしれない大いなるものを感じ取ったのと同じ影響力を 細やかながら見ることが出来たのでした。
そして 使う人によって 力が比例することも・・・だから 心を高次元のフィロソフィに高める必要があることをはっきりと気付かされたのでした。
【 10/2 AM 】
海外交流勉強会 370名参加 AM8:30より
ロス塾生 スケソウダラの原料輸出転売と明太子 ・ サプリメントの輸入、販売に対する発表
ハワイ塾生の 生麺製造業の体験発表
東京塾生の 野外広告サイベイトの体験発表
で 多大な学びがあり 励みを頂いたのでした。
【 10/2 PM 】
ハリウッド見学 ( チャイニーズシアター )
映画スターの手形などの見学で 映画産業の過去と現在と未来について 思いを寄せる機会を得ました。
そして ロスを車窓から見学しながら・・・
サンタモニカ浜辺に着き・・・
塾生数名と散策しながら サンタモニカの美しい風景のところで ビールを飲みながら・・・
学んだお話 ・ 塾長のお話や アメリカの未来について ブラジルでの例会開催を ブラジルの方々の熱意で呼びかけていらっしゃるお話や 孔子様のお話などで 話が弾み 町の見学は1ヶ所で終わってしまわれたが 皆会話の楽しさと店の前での開放感で 満足するサンタモニカのひと時でした。
塾生達は それぞれの問を 一つ二つ 解決したように見受けられました。
夕食会場は クイーンメリー号で この日の天気は素晴らしく 夕方の海辺 この大型船は 見学するのには かなり時間を要する 想像し難いものと思いました。映画で見るのと 直接見学するのとは まさしく 『 一見は百聞にあらず 』 を 想起するほどでした。
とにかく 人間の力というのは 計り知れないビジョンを持っていて 特に男性達の迫力ある建造物能力には 目が覚める思いをし その力の源に 思いを寄せる 楽しい夕食会になりました。
【 10/3 】
ロスから1時間10分飛行し ラスベガスへ
私は入塾年の2008年に シリコン・バレー開塾の折 ラスベガスを訪れ 建築物に大感激。忘れられず 再度の訪問の機会を得て。再び見る建築物で 古代より受け継がれている建築のことに思いを寄せ 目を浄化し 人間の偉大な力の前に 尊敬の念を禁じえないものを感じ入りました。
人類のあらん限りの創造が ここラスベガスに凝縮されていると思い その創造の根源力に思いを寄せ 吸収したのでした。すなわち 私達に 働く力の源に思いを寄せ いかに引き出すかを。この砂漠の上に建設した町で 人間の計り知れない力を 気付かされた思いをしたのでした。
それは 私が何度も建築(6回)をする中 小さな工場でも建てるとき さまざまな決め事や設計をしないとならず その難題を何度も繰り返すうち 自然の力や知恵で 先人達の文言や建物への思いで着想を得 今の社屋が生まれたので。それとは 比べものにもならない この地の建物と創造力は 下記の言葉を借り 訪問記としようと思いました。
- 建物にも 言葉がある チャーチル 私が 工場建築の折 この言葉に出会い これを問いながらしたので。
- また 古代建築について ゲーテのイタリア紀行や 文学のさまざまな場面で出ているものに影響され 自然 ・ 人間 ・ 建物 の調和の影響力。そして 昨年 サッチャー元首相の 『 私の半生 』 の中で ヨーロッパの政治的建築物について 1992年ハーグの演説の冒頭でのものを読み 深く刺激され・・・。
・・・ゲーテは 建築物を 「 凍らせた音楽 」 と呼びました。当地のような町では もし公会堂や町のあちこちにある立派な広場を 解凍することが出来れば 偉大な交響曲のメロディーが響いてくるだろうと 想像するのは難しいことではありません。
建築物は 我々自身について 神に関する我々の考え方について 仲間の人間と自分との関係について 人間の運命のビジョンについて 多くの事を物語っています。中世の偉大な寺院は 全てを愛し 全てを見通す創造主によって 統治される宇宙における 人間の位置についての 高貴で霊的な見方を 我々に与えてくれました。
『 理性の時代は 文明人をきちんとした 幾何学的な秩序が支配する風景の中に描きました。その風景には 新古典的建築物が 一定の間隔で配されていました。 』 一つの敷地には 二つ以上のあずまやはありませんでした。
・・・その理性が商業的に導入されたにせよ その一面を この地で確認出来たように思え 人間の計り知れない力を思い 息を飲むほどでした。
【 10/4 】
ラスベガス空港から 1時間で グランドキャニオン見学へ
長年 私なりの感性で 自然研究を重ねて来て ここに辿り着いた喜びに ワクワクしながら・・・。
1時間 小型飛行機内で 砂漠のパノラマに息を飲みながら眺め 機内説明の内容で 自然の神秘に踏み込み 人間の歴史を重ね合わせ 生命の貴さを気付かされる思いをしました。それは 137億年前 宇宙生成発展から 今の私達が存在しているプロセスの一面を ここで読み取る思いから・・・。
・・・私達の地球が生成され 6回惑星と衝突し 水(海)を造り引き止め 生命を誕生させる一面を見る思いでした。日々危険の中を生きながらも 過去から現在に至る命の道の神秘と貴さを 確実に認識させられる思いでした。
それは グランドキャニオンとコロラド川については 確かな形成説はまだないが 現在は2つの説があると。
今から3600万年前に ロッキー山脈(今から6000万年前~7000万年前 形成される)の北東部にあたる地域が 地球の核内部から強い圧力を受けて ドーム型の台地、高原を作った。それが 現在のカイバブ高原で。
当時 コロラド川は存在してなく ロッキー山脈に源を発した一本の川は カイバブ高原を縫って東に流れ 現在はベインテッド砂漠と呼ばれる場所に大きな湖を作って もう一本の川は カイバブ高原の山頂に源を発し 西側を縫って流れ 渓谷を形成しながら カイバブ高原をうねり 切り返し 東に向かって流れ続けた川は ついにその支流と合流して 新しい川を造り これがコロラド川ですと。
・・・この川の流れを聞くと 私達人間の流れを見ているような思いをしたのでした。
このコロラド川は 今から500万年~600万年前にでき ほとんどこの川の侵蝕により 北と南に二分されて形成されたと言う一説と 今から2000万年前に コロラド川が存在し 今のグランドキャニオンの東側の端から マーブルキャニオン・カナブキャニオンにかけて侵蝕をし始め 今から1700万年前に コロラド台地が隆起 コロラド川はもっと台地を深く深く侵蝕し 隆起が終わる今から500万年前まで コロラド台地はゆっくりと3000m隆起したと。このコロラド台地が隆起し 上部の柔らかな堆積岩の石灰岩 ・ 砂岩・泥岩を侵食し続け 形成されたという一説もあると。
現在のコロラド川は 非常に固い火成岩、変成岩の層を流れ 侵蝕を続けていると。北側はカイバブ高原 南側はココニノ高原と呼び 頂上から谷底までの地層は大別で15層。海の中やら泥沼のデルタの中を 9回入ったり出たりしていると。まずは 古生代5億1千万年前~2億5千万年前 原生代10億年前~5億7千万年前 始生代15億年前~それ以上。すなわち 地球の歴史46億のうち約1/3近くに当たる 18億年前に堆積した地層と岩石を 一度に見ることが出来るのは 世界中でこのグランドキャニオンだけですと。
その巨大さは 想像を絶するもので。
一見は百聞にあらず を想起し 映像での見方の善し悪しを見る思いをしました。
その全長は 443km 東京~米原間位の長さで。 総面積は48万5千ha。
121万8千376エーカー 米国デルウェアー州の大きさに相当。
谷幅は 最長29km 最短で6km 平均13km
現在のコロラド川は ロッキー山脈の雪解け水 雨水に 『 源 』 を発し カリフォルニア湾に注ぐ 全長約2333kmの長い川。
川幅90m 水深11m 平均時続3km~19kmで流れると。
1963年に グランドキャニオンダムが出来る前までは 毎日50万トンもの土砂と沈殿物を運び続け 洪水時には 日に2千7百万トンもの土砂と沈殿物を運んだと。
ダム完成以来は 日に4万トンの土砂を運んでいると。
ダムの力と 人間の力を比例しながら・・・全体に働く力を思い知らされる場面を 見せられたのでした。また 地球核からの圧力の影響は 全長443kmにも及ぶものをえぐり 作り出す巨大な力は 人間も魂からの影響は巨大で それと同じように思え驚くばかりでした。
ここに生殖する4種類の松の中の1つ。この松を見ながら無から有が生まれるものを感じ、
私達の生命の由来に想い寄せる。
2333kmのコロラド川の色は光によって濃い緑色を示す。
岩の上の松は4種類の中の1つ。岩だらけのグランドキャニオンで
この植物達に触れると、生命の存在の意義に目覚めさせるようでした。
このブログを読んだ社員達は、大喜びで、お互い新しい世界に目を向け自分の存在の貴さを気付くようでした。まとめたかいを感じました。
柔道家 山下泰裕 ロスオリンピック 金メダル獲得 人生の金メダルへの意気込みに学ぶ
2012.9.1
箱根湯本 大城園にて
盛和塾横浜合宿勉強会
『 自分の目指した柔道からすると 到達したのは8割くらいです 』
現役引退後、初めて自分の通ってきた道を振り返り
559戦 528勝16敗15引き分け。
世界選手権3連覇。
全日本選手権9連覇。
連勝記録203。
対外国人選手無敗。
・・・ 自分より大きなものを背負っている時にこそ 人は大きな力を出せる・・・。
そう考える山下先生は あえて中国・南京に柔道場を建て ロシアのプーチン大統領と交流し
世界中で 柔道指導を引き受けていらっしゃると。
時には 批判を浴びたとしても 現代に生きる一人として 国を良くすることに
責任を感じるからです。
若い頃から 『 自分ならざるもの 』 を背負い 結果を出し続けていらした
史上最強の柔道家が示す 『 逃げない大人 』 の覚悟を背負い続ける
山下泰裕先生に 学ばせて頂きました。
『 類は友を呼ぶ 』 ことわざの通り 金メダル獲得の方にふさわしく
人間関係も 各界の金メダルに似る人間関係をお持ちでいらして
政治・経済・スポーツ・師・・・TOPの方々との間で
『国も人も良くする』テーマで 自分より大きなものを背負って
さまざまな課題に取り組んでおられる姿に 多いに学ばせて頂きました。
それもロンドンオリンピックの折に。
盛和塾 大分塾長例会 及び 海水浴ツアーに参加して学ぶ
2012.8.20~22
B-CON PLAZAにて
私への影響と感想
人生 最後まで 意欲的に創造するをテーマで 塾長の経営十ニヶ条の教えを
一つ一つ取り上げ 実践なさり 成果を上げられた 女性医師であり
経営者の素晴らしい発表がありました。
医療現場での 愛国心や 老人達の介護を(ピュア・サポート・グループ) 『 おとなの学校 』 設立で
『 生きるということを満喫する 』 『 私達は 生きる喜びが溢れる場を作る 』
人生最後までをテーマで 真剣に取り組み 成果を上げられ
また 未来の介護典型を作り 若い方々が憧れる職場作りを 真心で取り組んで
いらっしゃいました。
参加者600人の経営者達は 息を飲み 聞き入り 希望を感じる老後の人生や
国や医療関連者のあり方 生きる喜びを引き出す秘策の実践を
目の当たりにしました。
その一面に 毎日のようにコンパのタイトルをつけ 開催し 実践。
例えば 映写会 ・ 喜び会 ・ 学び会 ・・・そこで この方は ご自分の夢や国を愛する心や
人への思いやり ・ 感謝の念 ・ 老いてからの生について ・ 生の喜びを感じる秘策や環境作り・
人作りを 情熱的に 美しい姿勢で 伝えていらしゃるようでした。
それは 父の病院で 経理担当だった母が 突然亡くなられた折
医師として病院に入り 200床以上あったベッドに 一部の老人達に国の税金を使わすために
病院のベッドを提供していると感じたと。これは 国家経営の医療費を浪費するという
危機感を強熱に感じ入ったのでした。
また 老人達で 収入源にしていたのでは 人生があまりにも悲しい・・・。
『 これでは 国もダメになってしまう 』 と思い ベッドを70%減らし
老人介護を 目覚めて取り組まれ 私的利益よりは 国の利益を優先する思い出で取組み
多くの医師より誹謗を浴びても貫き通し 赤字を解消 利益を生んだのでした。
その時 周囲や医師からの非難を克服するため
毎日お風呂に入られ 嫌な人の顔を思いだし・・・ ありがとうを唱えたと。
最初は それこそ こんなことを言われた と 思い出すので
嫌で嫌でしようがない思いでしたが 塾長の教えの感謝や生きることに感謝する ・
感傷的な悩みはしない。 を 思い起こし 毎日実践。
そのうち 人を許す心の 『 寛大さ 』 『 寛容 』 の心が目覚め 普通になり
その方のおかげで 自分が成長することに気付かされ 心からありがとうを
唱えるようになりましたと。
この方の思いの中には 常に医療のあり方で 国家的ビジョンや宇宙的善を
置いておられました。
それこそ 弱い人々の弱音の 介護に対する不満や非難は一切なさらず
その弱い面を ご自分で どのように善きものに創造するか
どのように人々から 生と存在の喜びを引き出すかに 専念していらっしゃいました。
『 皆 学生に戻ろう 17歳に戻ろう 』 を 意欲向上の仕組みと仕掛けをつくり
情熱的に喚起を導く・・・
その実践活動の中に 農業も取り入れ 皆 食べ物は自らの手で・・・育てる喜びや
収穫の喜びを味合わせ 自然と自己を生かし 『 神が自分を用兵として贈り 働かせている 』と
ご本人が自覚していらっしゃいました。
このような心性を 塾長は 国家的 ・ 宇宙的善 を お持ちの天性でいらっしゃって
信念や正義感の強い 綺麗な心でお生まれになられたと 申されたのでした。
『 大人の学校 』 では さまざまなタイトルのコンパを開き 生きる意義を教え
生きる喜びを引き出し 生存の意味を見事に作り上げ 実践し・・・
それを お国の方々も関心を示し 枝野大臣も見学なされ
いままでなかったモデルに感激なさいましたと。
そこまで辿りついた この方の思いは 世界へ拡げられ
いつか世界に 日本のモデルとして提示したいと
大きな夢を 国家的 ・ 宇宙的 観点から ど真剣に
取り組んでいらっしゃいました。
それも一人で 三人の子供を育てながら・・・。
塾長からの教えで 指針をお作りなさって実践し
私にも多いに参考になりました。
この方の発表で 師を持つ喜びと幸せを 皆で共有する場面を 再確認出来ました。
それは 先人達の 『 崇高な精神の真理の思想 』 が 稲盛塾長に宿り
その思想が 経験と実績から溢れ出る説得力で
私達を導き出す場面でもありました。
この美しい女性の発表で 刺激を頂き 聞き手の私たちも
独特な希望と 生の意義を 認識させられることになりました。
有り難く・・・。
私は この方の取組みを 知人や友人の介護関係者に 繋げ広める運動に
協力しようと決意しました。また 温熱器を2台プレゼントし 介護者の心と体を温め
お役に立つようにしようと思い付くほど 感動した生の希望を頂きました。
もう一人の発表は 父の経営する会社を生かすための葛藤。
親と子の関係 及び 会社創立者と2代目の間の出来事の難題を
取り組まれた方の発表でした。
コンパの折 私達のテーブルは 親子であるが故に 難しい関係を
どのような愛情で解決していくかで 話題が持ちきりでした。
最後に塾長は 家庭で 家族に一日一回は ありがとうを言う塾生になりましょう と
発表者が最後に話された言葉を 強調なさいました。
すなわち 愛と感謝の人生と経営を目指すことを・・・。日々精進しようと・・・。
翌日は 水族館で 水生物の生態を見学。
魚達の色彩と動きには 大きな発見がありました。
自然が送り出す限りない創造を ここでも触れ
生命の神秘を 満喫することが出来ました。
特にイルカが 人間の言葉を聞き取り そのまま演じるというのは
同じ生き物として 共に生きている認識を深めさせるものでした。
それは、善としての美の働きを目の当たりし 創造主の 限りない働きを
認めない訳にはいかない思いをしました。
魚達の泳ぎの楽しさに魅了され その生態に感動しながら
私達の体の働きを重ね合わせ どのように 健全な体を作るかを探究しつつ・・・・
80歳の塾長が 毎年の海水浴を 笑顔でなさり 人間として健全なお姿を見せて頂く。
その無邪気な 『 純 』 に触れると 老後の自分の生についても描くことができ
いかにあるべきかを 動きを通して整理することができ 展望が開かれる思いがし
入塾5年目も このツアーに参加致しました。
ところが この度は 体調が芳しくなく 海水浴?と思いつつ
海に入るかどうかの判断にせめられていました。
それが 昨日の例会の休憩の折 塾生より 「 閔さん 泳がれるのですか? 」 と 急に聞かれ・・・
体調が芳しくなく 入れるように 自分の体に祈っていますと 答えました。
・・・そして ずっと 入れるようにと思い続け 体に言い聞かせておりました。
そして 早朝 起床とともに 昨日の冷えていた体が温まっていて 力が湧くのを感じ
ホッとしたところでした。
そこで ホテルのメモ用紙に
本日は 海水浴日
孔子様の教えの 原文6-23 日本語読み訳
『 知者で聡明な人は 水を楽しみ 水を愛し 動き 動きを好み 楽しむ。
仁徳のある人は 山を楽しみ 山を愛し 静かで 静を好み 長寿である。 』
この内容の意味を ずっと思いながら 今回のツアーに参加したので
この教えを 自然に 塾長へ問える場面が 与えられますようにと
孔子様と 我がご先祖様 ( 孔子の3千弟子の中 十人弟子の一人。孔門の十哲。 広辞苑より )
の 名のもとに 記しておいたのでした。 そして 忘れていました。
・・・それが 小雨の中 勇気を出し 海に入り プールとは違った水の重力と 広やかな開放感で
しばらく泳ぎ 体の仕組みと自然との間を深めつついると 地引きが始まる声があり
皆様が集まるので 泳いで行ったのでした。
それが タイミングよく 塾長の側に付き 程度い距離になったので
先生 孔子様の教えに・・・
『 知者で聡明な人は 水を楽しみ 水を愛し 動き 動きを好み 楽しむ。
仁徳のある人は 山を楽しみ 山を愛し 静かで 静を好み 長寿である。 』
を 問い・・・いつも塾長が 論語を引用なさることを想起し・・・
孔子様の教えがあって 先生は水泳を好まれると思ったのですが・・・?
すると 先生は そんなのがありましたか? あなたも泳ぎが好きだなと 申され
それは 子供の頃から泳いだからだと 示して下さいました。
私も 子供の頃から泳いだのでと 答えると 先生は また 泳いで行かれました。
あぁ・・・ 私は この美しい場面を・・・ 朝 記入しておいたのを 思い出し 絶妙のタイミングで
それも 海の中で この高次の思想を問い得る 永遠の喜びを感じ 記憶することが出来たのでした。
それによって 体の仕組み ・ 精神の仕組み ・ 自然の法則の理解が 一歩深まるのを
感じ入るツアーになりました。
有難いことに・・・。 社員達と朗読し、認識し合う。
盛和塾 第20回 世界大会に参加し学ぶ
2012.7.18~19
世界各地69塾より 3,962名参加
国立横浜国際会議場にて
心を高める 経営を伸ばす
心を高め 経営を伸ばした方々8名の発表 及び 稲盛経営者賞表彰式 塾長講話で
数え切れない思想に触れましたが いくつかの印象深い部分しか捉えずの
2日間の大会参加となりました。これを 皆で朗読し合う。
稲盛塾長は、
近代文明社会を作り上げたのは 『人類の思い』 なのです。
科学技術の進歩にせよ 会社経営や人生についても あらゆるものは
人類の思いに端を発しており 思いがなければ何も出来ないと。
その思いによっての成功と実績の経験を学びました。
思い(理念)についての学びと確認
☆ 食を通じて お客様に感動と喜びを提供
☆ 仕事を通じて 自らに成長と幸福を獲得
☆ 会社を通じて 地域社会の発展に貢献
☆ 誰にも負けない努力をする
☆ 動機善なりや 私心なかりしか
☆ 公明正大に利益を追求する
☆ お客様第一主義を貫く
☆ 斬新なる技術で 良質製品を生命としよう
☆ 責任を持って 任務を完遂しよう
☆ 協力一致で 総力を発揮
☆ 明朗 ・ 元気 ・ 笑顔 で頑張る
☆ 小善は大悪に似たり 大善は非情に似たり
☆ 人間として何が正しいか
☆ 念ずれば花開く
☆ 利他の心を持って 感動のオンリーワン企業の実現のため
強い信念を持ち 誰にも負けない努力をする
☆ 真心と感謝の気持ちを大切にする
☆ 高齢化社会に 商品サービスを通して 社会に貢献する
☆ 社員の物心両面の幸福を 追求する
☆ 謙虚にして驕らず
☆ 敬天愛人
☆ 良知経営の実現
☆ 生まれてきた時よりも 少しでも美しい魂に
☆ 生きていることに感謝する
☆ 利他の心
☆ 常に明るく前向きに 素直な心で経営する
☆ 自然体
☆ 人を信じ 己を過信せず
☆ モノづくりをもって 社会に貢献する
☆ 全社員の生きがいと 幸せを追求する
☆ 有意注意
☆ もうだめだという時が 仕事の始まり
☆ 創業の心
☆ 人間としての 正しい判断基準で経営する
☆ ど真剣に生きる
☆ 常に相手の立場に立って 考え行動する
☆ 大きな夢を持ち 諦めないで行動する
☆ 利他の心を 判断基準とする
☆ 人生 ・ 仕事の結果 = 考え方 ☓ 熱意 ☓ 能力
☆ 信念を貫く
☆ 成功するまで 諦めない
☆ 公私のけいじめを 大切にする
☆ 常に謙虚で あらねばならない
☆ 世のため 人のため を 行動の基本に
☆ 必ず役に立てると 信念を持つ
☆ 全社員の向上と 幸せの実現を目指す
☆ 全社員のベクトルを 合わせる
☆ 事業の意義と目的を 明確に
☆ 生きがい ・ 働きがいの思いで 素晴しい人生を
☆ 愛 と 誠 と 調和
☆ 善思善行
☆ 全社員とのフィロソフィの共有
☆ 売上最大 経費最少
☆ 熱意を持って 愚直に努力を重ねる
☆ フィロソフィの大切さを 全社員と共有し
50年 ・ 100年 ・1000年 続く 会社を作る
☆ 経営は強い意志で決まる
☆ 値決めは経営
☆ 毎日毎日が経営の試合ですと
☆ 原理原則に基づいて 考える
☆ アメーバ経営を 実践する
☆ 生まれてきた目的は 魂を磨くこと 仕事を通じ磨く
☆ 至誠を尽くして 取り組む
☆ 宇宙の意思と 調和する
☆ 自分と向き合い 精進する
☆ 感謝の心を養い持つこと
・・・このような思想は 人類共通の財産を 自分の精神のものとして
獲得 ・ 実践した方が用いて役立たせ 体現していらっしゃるのを 目の当たりしました。
発表者の中、大賞を頂いたのは 回転寿司店の経営者の方
『 何のための人生か 』 『 何のための経営か 』 を探し求めてた15年間。
今から13年前、塾長のカセットテープの経営講話に 取り憑かれたように聞き狂い
そこから闇雲の光に 一条の光明が射し 運命の筋書きにはなかったはずの物語が展開され
従業員476名 売上23億円の企業へ成長。これからの目標 100億円。
塾長の 理念 ・ 思想 の影響で 人生と経営の本質に気付きを抱き
その思いの正しい整理整頓が この方の人生を育んでいらっしゃるのを 目の当りしました。
それは、まさしく 『 開悟 と 曖昧 』 の瀬戸際を見せて頂くようなものでした。
また 只々塾長を信じ切れることの幸せ ・ 感謝できることの幸せを 伝えていらっしゃいました。
塾長講話についての学び
JALの再建 社員数 35,000人
2010.2.1 JAL再建のため 会長就任
2011年発表 経常利益 1,800億円
2012年発表 経常利益 2,000億円 に、なりました。昨年の 地震 ・ 原発事故 にもかかわらず。
来年の上場を機に 引退を考えていらっしゃるのでしたが
JAL再建の要因について お話し下さいました。
1. JAL応援団結成 盛和塾生 ( 当時5,500人☓100人=550,000人 ) に 勇気と励ましを頂きました。
2. フィロソフィが力を発揮
会長就任の折 京セラの役員2人とフィロソフィ・アメーバ経営の方程式のみ持参し
取り掛かりました。
3. 意識改革の取組
1) 最初 幹部50人位に 集中的リーダー教育
現在は 千人以上が受けています。JALの全社員にまで 意識が変わってきています。
2) リーダーは部下から尊敬されなければならない
尊敬されるリーダーのための意識改革
3) ベクトルを合わせる
4) アメーバ経営について 部門別採算について
5) 使命感 人間として何が正しいのか
6) 企業が利益を出すことの意義
経営が出来てこそ 安全も雇用も確保される意義
7) 会計学 売上最大 経費最少
8) 善悪を判断基準にする
『 人間として よいか 悪いか 』 の判断基準
4. JALの企業理念とフィロソフィ
京セラの経営理念とフィロソフィをベースとして 航空運輸事業に相応しいものに作り上げる
企業理念は、
JALグループは 全社員の物心両面の幸福を追求し
一、お客様に 最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め 社会の進歩発展に貢献します。
5. JALフィロソフィ手帳を作って 全社員が共有・実践
意識改革の思想の中で 中村天風の言葉を掲げ 取り組みました。
『 新しき計画の成就は 只 不屈不撓 ( ふくつふとう ) の一心にあり 。
さらば ひたむきに 只想え 気高く強く一筋に 』
『 成功をもたらすのは 純粋な心 』
インド古代のサンスクリットのことわざを引用なされました。
『 偉大な人物の行動の成功は 行動の手段によるものよりも その心の純粋さによる 』
JALが再建出来た さまざまな要因は、
為替レートが 円高で推移したこと。
燃料費が抑制されたこと。
会社更生法の適用を受けて 減価償却費など経費の削減も進み 資産売却も行ったこと。
・・・つまり、皆の努力だけではなく 幸運にも恵まれて 大変素晴らしい業績をつくることが出来たと
思います。
そこで 思えることは さまざまな状況の中 善きことを思い 善きことを行うと
まるで神仏も手助けして下さると思いました。自分達の力だけではなく
何よりも サムシング・グレートという 自然 ・ 神 ・ 仏 『 絶対的存在 』 までをも
手助けして下さったのだと思えてなりません。
それは、結核にかかった子供の頃 父に寺へ連れられ お坊様より
「 あなたは もう ここに来なくてもよいので なんまん ありがとう なんまん ありがとう と唱えなさい。 」
と、言われ・・・ 今日まで 自然と 「 なんまん ありがとう 」 と 唱えていますが・・・。
それは 荒波立つこの世の出来事を浄化し 心を純粋に 有難う ( 存在が難しいのに存在する意 )に
なんまん ( 南無(なむ) : 帰命 ・ 敬礼 ・ 帰依する意 ・ 鹿児島の方言として ) したからではないかと
思う程です。また、『 自他があることに感謝し 美しくピュアな正しい心 』 で 経営に取り組んだ恵みだとも
思えます。
このような経験を通して 皆様においても 一人でも強い闘争心をかり立て 強く純粋な精神力で
混迷している現代を 切り開いていかれることを願います。
そして、絶え間ない創意工夫をし 『 住む世界が変わる 』 『 高収益の世界に一気に変わる 』
自分の会社や住む世界を変えていく。
『 強い意志と実行力 』 つまり 『 燃える闘魂 』 が必要不可欠であります。と 締めくくられました。
私は 塾長が 清く純粋な精神で成し遂げられた JAL再建の功績すべてを
『 絶対的な存在 』 の手助けで お出来になりました。と 何度もおっしゃるところに
一番の印象を授けられる 学びの大会参加となりました。