社長  閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記

2012.11.17

盛和塾 ロサンゼルスツアーで学ぶ

2012.9.30~10.6

【 9/30 】

成田空港JALさくらラウンジで 出発の待機を参加塾生達と交流の折、稲盛塾長もいらして 同じ囲みに入って下さり 皆お喜びとなった。塾長は お座りになさると同時に 一番離れている私に キムチを造っていらっしゃるのですよね。と 仰って キムチは持ってこなかったのですか。と 聞かれ 皆ビックリ。・・・発酵食品で膨らむとか におうとかを想いつつ・・・

戸惑いを見せる中 私は ご自宅に贈らせて頂きます。 と 申すと 交流会の時 頂きたい と 申され 今後の例会に持参する運びを 事務局長と話し合いました。出発前から 思いがけない出来事で エネルギーはアップされ 体調の心配は雲を晴らし、有難く 無事に乗り切る運びとなったのでした。

そして ロスにつき 世界各地から集まった塾生250名の熱気溢れる夕食会で 長時間の飛行の疲れを癒す場とし 出発前の体調心配は これで安心だという確信のようなもので 幸せ感が湧いたのを思い起こしつつ・・・。

とにかく 体あっての人生であり 仕事なので 管理には手抜きを許されず 日々無事に過ごし 心身共 新陳代謝が順調で 日々 新人間になることは 私の理想とする目標。このアメリカの地で確認できた喜びは 計り知れないものとなったツアー参加となりました。

【 10/1 AM 】

小型スーパー  Trader Joe’s
世界最大の小売企業  Wal Mart
オーガニック志向の高級品小売店  Whole Foods
スーパーマーケットの3形態を見学

特に Wal Martの 極限状態までコスト削減の内容を聞き 目から鱗が落ちる思いがしました。
日本でも起きているものが アメリカで再認識され 心が引き締まる思いで製造業の舵取りをしなければ と 学びました。

Wal Martで 1.99ドルのワインを1本購入し 今 飲みながら・・・
どのようにして このようなものが 生まれるのかを想像しております。あの時 塾長もワインを購入なされ その夜 懇親会でお飲みになさり 皆様と 1.99ドルでも美味しいと 仰っていらっしゃったのを思い起こしつつ・・・。

【10/1 PM 】

ロサンゼルス 塾長例会 勉強会

ロスの塾生数名から 盛和塾入塾後 どのように 経営 ・ 人格 ・ 人生が変貌したのかを聞き 海外での様々な状況にも打ち勝つ力の源について 大きな気付きを頂きました。

私が キムチで 『 日韓平和の和 』 を広める先駆として活動した あの喜びと苦難の日々を重ねながら。25年経ち この美しい国で 魂の友人達と似たような境遇に触れ 今後の未来も予感する思いでした。

塾長講話は 塾長ご指針の 『 心を高め 経営を伸ばす 』 に 基づいて ロスの塾生に 海外の厳しい環境においても この高次の思想で 皆様の事業を大きく伸ばし 一人でも多くの人を 幸せへ導いてほしいと 涙を拭い願っていらして 遺言のようにも思えました。それもJAL再生達成 再上場の感無量と共に。

私は その 『 信念の強さと人間愛 』 に 深く感動を覚え そして その感動に導かれ 入塾し3年間 心を整理 ・ 清める のに徹し 4年目になるロスにて 韓国食品を 『 日本一の味 』 に据え 事業を倍増しようと意欲が湧き起こり 決意を新たにしたのでした。それが 今までは 事業を大きくすると 人間で苦労するから 小さくて良いのだ と 口癖のように言い 自然体で 流れのまま来たのが・・・。

心を高め 経営を伸ばし 一人でも多くの人を幸せにする 人生最高のテーマに出会い認識と共に 意欲 と知恵と正義感が 目覚め後押ししているようでした。

そして 戻り 韓国食品 ( KS ) フィロソフィ を書き上げ

  •   1条 『 考え方 』 こそが人生を大きく左右する
  •       人生・仕事の結果=考え方(-100~+100)×熱意×能力
  •   2条 韓国食品は、目標を『 日本一の味 』に据え、それに見合うお客様に提供
  •   3条 心をベースとして経営する
  •   4条 公明正大に利益を追求する
  •   5条 原理原則に従う
  •   6条 勇気を造る[ 意気と体力 ]
  •       『 健全な精神は 健全な肉体に宿る 』
  •   7条 礼節を徹底的に持つ
  •   8条 チャレンジ精神を持つ
  •   9条 渦の中心になれ
  •   10条 率先垂範する
  •   11条 常に創造的な仕事をする          具体的内容は省略

 

まずは 11条まで出来上がり 9/30工場幹部へ 11/1 本社営業部へ 発表・朗読・認識へ  ロスの学びを現実に据えることになったのでした。そして11/5から、専務中心に工場で1条づつ朗読し、反復中。

今まで思っていても書き上げられないものが この度 塾長の涙で誘う 大きな 『 人間愛 実践運動 』 に 心を打たれ 1ヶ月かけ観えるようになり まとめ上げ早速実践しました。 その影響を その瞬間から 受ける社員達を見て 哲学の素晴らしい力を思わずにはいられませんでした。

そして これからの経営は KSフィロソフィ すなわち人類全体の公用語を選び 私達の心身の働きの基本とする運びとなったのでした。そうすることで 心と頭と動きが同じ方向に向き 力を発揮する兆しが目に見えるものとなったのでした。

私は フィロソフィの力を目の当たりにし その力は使うことで発揮する 確信を得たのでした。それは ロスの塾生達が 生と事業について 迷いつつ営んでいらっしゃる折 塾長の教え 生き方 フィロソフィに出会い 希望 ・ 勇気 ・ 秩序 ・ 幸せ の真理を 塾長の全人格が与える影響に 計りしれない大いなるものを感じ取ったのと同じ影響力を 細やかながら見ることが出来たのでした。

そして 使う人によって 力が比例することも・・・だから  心を高次元のフィロソフィに高める必要があることをはっきりと気付かされたのでした。

【 10/2 AM 】

海外交流勉強会  370名参加 AM8:30より

ロス塾生 スケソウダラの原料輸出転売と明太子 ・ サプリメントの輸入、販売に対する発表
ハワイ塾生の 生麺製造業の体験発表
東京塾生の 野外広告サイベイトの体験発表
で 多大な学びがあり 励みを頂いたのでした。

【 10/2 PM 】

ハリウッド見学 ( チャイニーズシアター )

映画スターの手形などの見学で 映画産業の過去と現在と未来について 思いを寄せる機会を得ました。
そして ロスを車窓から見学しながら・・・
サンタモニカ浜辺に着き・・・

塾生数名と散策しながら サンタモニカの美しい風景のところで ビールを飲みながら・・・
学んだお話 ・ 塾長のお話や アメリカの未来について ブラジルでの例会開催を ブラジルの方々の熱意で呼びかけていらっしゃるお話や 孔子様のお話などで 話が弾み 町の見学は1ヶ所で終わってしまわれたが 皆会話の楽しさと店の前での開放感で 満足するサンタモニカのひと時でした。

塾生達は それぞれの問を 一つ二つ 解決したように見受けられました。

夕食会場は クイーンメリー号で この日の天気は素晴らしく 夕方の海辺 この大型船は 見学するのには かなり時間を要する 想像し難いものと思いました。映画で見るのと 直接見学するのとは まさしく 『 一見は百聞にあらず 』 を 想起するほどでした。

とにかく 人間の力というのは 計り知れないビジョンを持っていて 特に男性達の迫力ある建造物能力には 目が覚める思いをし その力の源に 思いを寄せる 楽しい夕食会になりました。

【 10/3 】

ロスから1時間10分飛行し ラスベガスへ

私は入塾年の2008年に シリコン・バレー開塾の折 ラスベガスを訪れ 建築物に大感激。忘れられず 再度の訪問の機会を得て。再び見る建築物で 古代より受け継がれている建築のことに思いを寄せ 目を浄化し 人間の偉大な力の前に 尊敬の念を禁じえないものを感じ入りました。

人類のあらん限りの創造が ここラスベガスに凝縮されていると思い その創造の根源力に思いを寄せ 吸収したのでした。すなわち 私達に 働く力の源に思いを寄せ いかに引き出すかを。この砂漠の上に建設した町で 人間の計り知れない力を 気付かされた思いをしたのでした。

それは 私が何度も建築(6回)をする中 小さな工場でも建てるとき さまざまな決め事や設計をしないとならず その難題を何度も繰り返すうち 自然の力や知恵で 先人達の文言や建物への思いで着想を得 今の社屋が生まれたので。それとは 比べものにもならない この地の建物と創造力は 下記の言葉を借り 訪問記としようと思いました。

    建物にも 言葉がある チャーチル 私が 工場建築の折 この言葉に出会い これを問いながらしたので。

 

     また 古代建築について ゲーテのイタリア紀行や 文学のさまざまな場面で出ているものに影響され 自然 ・ 人間 ・ 建物 の調和の影響力。そして 昨年 サッチャー元首相の 『 私の半生 』 の中で ヨーロッパの政治的建築物について 1992年ハーグの演説の冒頭でのものを読み 深く刺激され・・・。

・・・ゲーテは 建築物を 「 凍らせた音楽 」 と呼びました。当地のような町では もし公会堂や町のあちこちにある立派な広場を 解凍することが出来れば 偉大な交響曲のメロディーが響いてくるだろうと 想像するのは難しいことではありません。

建築物は 我々自身について 神に関する我々の考え方について 仲間の人間と自分との関係について 人間の運命のビジョンについて 多くの事を物語っています。中世の偉大な寺院は 全てを愛し 全てを見通す創造主によって 統治される宇宙における 人間の位置についての 高貴で霊的な見方を 我々に与えてくれました。

『 理性の時代は 文明人をきちんとした 幾何学的な秩序が支配する風景の中に描きました。その風景には 新古典的建築物が 一定の間隔で配されていました。 』 一つの敷地には 二つ以上のあずまやはありませんでした。
・・・その理性が商業的に導入されたにせよ その一面を この地で確認出来たように思え 人間の計り知れない力を思い 息を飲むほどでした。

【 10/4 】
ラスベガス空港から 1時間で グランドキャニオン見学へ

長年 私なりの感性で 自然研究を重ねて来て ここに辿り着いた喜びに ワクワクしながら・・・。

1時間 小型飛行機内で 砂漠のパノラマに息を飲みながら眺め 機内説明の内容で 自然の神秘に踏み込み 人間の歴史を重ね合わせ 生命の貴さを気付かされる思いをしました。それは 137億年前 宇宙生成発展から 今の私達が存在しているプロセスの一面を ここで読み取る思いから・・・。

・・・私達の地球が生成され 6回惑星と衝突し 水(海)を造り引き止め 生命を誕生させる一面を見る思いでした。日々危険の中を生きながらも 過去から現在に至る命の道の神秘と貴さを 確実に認識させられる思いでした。

それは グランドキャニオンとコロラド川については 確かな形成説はまだないが 現在は2つの説があると。

今から3600万年前に ロッキー山脈(今から6000万年前~7000万年前 形成される)の北東部にあたる地域が 地球の核内部から強い圧力を受けて ドーム型の台地、高原を作った。それが 現在のカイバブ高原で。
当時 コロラド川は存在してなく ロッキー山脈に源を発した一本の川は カイバブ高原を縫って東に流れ 現在はベインテッド砂漠と呼ばれる場所に大きな湖を作って もう一本の川は カイバブ高原の山頂に源を発し 西側を縫って流れ 渓谷を形成しながら カイバブ高原をうねり 切り返し 東に向かって流れ続けた川は ついにその支流と合流して 新しい川を造り これがコロラド川ですと。
・・・この川の流れを聞くと 私達人間の流れを見ているような思いをしたのでした。

このコロラド川は 今から500万年~600万年前にでき ほとんどこの川の侵蝕により 北と南に二分されて形成されたと言う一説と 今から2000万年前に コロラド川が存在し 今のグランドキャニオンの東側の端から マーブルキャニオン・カナブキャニオンにかけて侵蝕をし始め 今から1700万年前に コロラド台地が隆起 コロラド川はもっと台地を深く深く侵蝕し 隆起が終わる今から500万年前まで コロラド台地はゆっくりと3000m隆起したと。このコロラド台地が隆起し 上部の柔らかな堆積岩の石灰岩 ・ 砂岩・泥岩を侵食し続け 形成されたという一説もあると。

現在のコロラド川は 非常に固い火成岩、変成岩の層を流れ 侵蝕を続けていると。北側はカイバブ高原 南側はココニノ高原と呼び 頂上から谷底までの地層は大別で15層。海の中やら泥沼のデルタの中を 9回入ったり出たりしていると。まずは 古生代5億1千万年前~2億5千万年前 原生代10億年前~5億7千万年前 始生代15億年前~それ以上。すなわち 地球の歴史46億のうち約1/3近くに当たる 18億年前に堆積した地層と岩石を 一度に見ることが出来るのは 世界中でこのグランドキャニオンだけですと。

その巨大さは 想像を絶するもので。
一見は百聞にあらず を想起し 映像での見方の善し悪しを見る思いをしました。

その全長は 443km 東京~米原間位の長さで。 総面積は48万5千ha。
121万8千376エーカー 米国デルウェアー州の大きさに相当。
谷幅は 最長29km  最短で6km  平均13km

現在のコロラド川は ロッキー山脈の雪解け水 雨水に 『 源 』 を発し カリフォルニア湾に注ぐ 全長約2333kmの長い川。
川幅90m  水深11m  平均時続3km~19kmで流れると。

1963年に グランドキャニオンダムが出来る前までは 毎日50万トンもの土砂と沈殿物を運び続け 洪水時には 日に2千7百万トンもの土砂と沈殿物を運んだと。
ダム完成以来は 日に4万トンの土砂を運んでいると。

ダムの力と 人間の力を比例しながら・・・全体に働く力を思い知らされる場面を 見せられたのでした。また 地球核からの圧力の影響は 全長443kmにも及ぶものをえぐり 作り出す巨大な力は 人間も魂からの影響は巨大で それと同じように思え驚くばかりでした。

 

ここに生殖する4種類の松の中の1つ。この松を見ながら無から有が生まれるものを感じ、
私達の生命の由来に想い寄せる。

 

 2333kmのコロラド川の色は光によって濃い緑色を示す。

 

 岩の上の松は4種類の中の1つ。岩だらけのグランドキャニオンで
この植物達に触れると、生命の存在の意義に目覚めさせるようでした。

 

このブログを読んだ社員達は、大喜びで、お互い新しい世界に目を向け自分の存在の貴さを気付くようでした。まとめたかいを感じました。