社長 閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記
盛和塾<北陸地区>塾長例会に参加し学ぶ
2011.08.08 盛和塾 北陸地区 新潟塾長例会に参加して
朱鷺メッセにて
稲盛塾長の崇高な精神を。
事業を通して成されたご経験で、人間愛の実践運動のご指南の
総合的印象と私への影響について。
その内容は莫大でまとめる余裕を得られず、簡潔に現し、
現在の我が社の従業員と未来の子達のため記し、遺して置きます。
やがて韓国食品を担う子達のために。
1.創業者の社長が、『なぜそのような指示をしたのか』を、
自分(創業者の後継ぎの者)として、深く考えていく事が大切である。
社長の考えを自分で学んでいく事が大切である。
それと同時に、現場の従業員達も、ただ社長の指示を実行するだけでなく、
『なぜ、そのような指示をしたのか?』を、
皆で考える習慣を身に付ける事が必要である。
一番の問題は、自分で考える事を放棄している事。
社長の指示の理由を自分で考えていく事が大切である。
創業者の社長に感謝を持ち、社長の指示を中心にして、
自分で考える事を学ぶ事が大切である。社長の父が生きている間に学べる事を学ぶ。
京セラも、幹部たちに指示を出して、京セラフィロソフィを学ばせると同時に、
実際に従業員の末端まで浸透させ、自分達で考えるという、
経営者マインドで仕事をしてくれるようになって、京セラが成長した。
それと同時に、JALの経営も、
現場の皆が自分で考えて行動してくれるようになってから、強くなっているのです。
もし今、遺言を残して下さいと言われれば、
『社長がいなくなって相談出来なくなったら、社長が生きていれば、
この局面をどう反応したかを考えて下さい。』と伝えたいです。
塾生の皆さんも自分で勝手に考えるのではなく、
塾長ならどういうだろうか? と 考えれば、
自分が塾長から学んだ事を思い出す。
同じように、父のご存命の時、学ぶという気持ちが大切であります。
社長が全て決めていくのが嫌だと思うのではなく、
あらゆる事を今、学ぶ事が大切であるのです。
常に教えて頂きながら、その意味・理由を自分で考える。
そのように、自分で学ぶ事をすれば、主体性がなくなる事はない。
今、父母を立てておけば、両親が辞める時に良い引き継ぎを
させてもらえるのであります。
父の経営手段も生きるのだが~。
父が退いた時に古手の社員が辞めてしまうような変なことは起こらない。
2.老朽化の工場について ご指南
まずは、コストのかかり方を考えてみる。
新設をすると、ランニングコストや減価償却費を含め、
そして、今の施設が十分に使えるなら、
メンテナンスをしながら続けて使っていく事が良いです。
全然使えなくなった時に新設をすれば良いと思います。
3.惣菜のパッケージングについて
古い機械を直し、直ぐ使っていく事が大切。
新しい技術分野であるなら、新しい設備がなければ仕事にならないが、
食品工業のような工場では、古いものを使っても十分にやっていけるのであります。
設備投資に対しても、無理に増設せず、
創意工夫しながら活用すれば良いと思います。
4.資金繰りについて
『資金繰りが出来なければ、経営はできない』
よく言う人がいるが、それはウソである。利益が出て内部留保が出来れば、
資金繰りは必要ない。
それなのに、資金繰りが経営だと思っている経営者がとても多い。
それは錯覚である。資金繰りが経営ではない。
今、大事なことは利益率を上げる事である。
利益率を7%~10%に上げれば、さまざまな事が改善されていくと思います。
今、利益率を上げ、父から学ぶ事を徹底にする事であります。
上記は、食品工業経営者の塾生からの質問に答えたものであります。
当社においても、上記と似たような場面があり、
食品製造業の私達においても 大変参考になったものであります。
又、経営会議資料として、使わせて頂きました。
現状を冷静に見つめる必要について
時代が激しく変化している。
コンビニ・大型スーパーが台頭し いろいろな業種で家内業の小売屋さんが
なくなってしまっている。
経営者として『非情になって 問屋を切る』
と、いう考え方ではなく
自分も大変になってきているので
問屋さんにも よく話をして
申し訳ないけれども直接小売りをする必要があると
説明をする。
『誠に申し訳ない』
と、いう気持ちがあれば
許してもらえると思います。
忍び難くても時代の流れを見ると
その方向に行かざるを得ないと思います。
これは、お世話になった問屋さんを
自社を守るため 切るかどうかの質問に対するご指南。
塾長は
これは大変難しい質問とした上でのコメントでした。
我が社も、スーパーマーケットの取引があり
上記のような問題を 切実な問題として大変参考になりました。
愛・利他の経営を学ぶ
英国精神科医 ブレンダ・デーヴィス博士 特別講義
感性で開く、愛に基づく経営の本質を深める
7月26~27 盛和塾 長野 合宿公開自主例会
愛に満ちた心を抱き日常を生きることで人生や経営は開けていく
稲盛和夫塾長 京セラフィロソフィ (p.107) より~
合宿テーマと内容
・宇宙の意志と調和するために ・どうすれば愛に満ちた心を持てるのか
・感動を与える経営とは ・愛に基づく経営とは
・日本の未来を開く心とは ・自己を深める座禅
ブレンダ・デーウィス博士著 魂からの癒し チャクラヒーリングより
今日この日をみよ、 それこそが人生、 人生の最良のもの。
その束の間にあらゆる 現実と真実があるー 成長の喜び、行動の輝き、力の栄光。
昨日は記憶に過ぎず、 明日は空想にすぎぬ。
だが今日を良く生きれば 全ての昨日は 幸福の記憶となり、
全ての明日は 希望の光景となる。 さらば、この日を良く生きよ。
愛(利他)をベースとした経営をイメージし、実践する。
本物の愛(利他)は良心を開き、公共的なエネルギーを創造する。
その時愛(利他)が形となり、あらゆる障害を乗り越え、永続的発展へとつらなってゆく。
愛(利他)とは何か…愛(利他)を知り、愛(利他)を深め、愛(利他)の実践を学ぶ
経営にとって重要な感性(愛の心)をイメージして、見えてくるまで考え抜く。
ここに、宇宙との調和が起こり、目に見えない共振現象が空間的に起こると言われている。愛のない経営では永続的発展は望めない。愛の本質は全神経、感覚を開いた時に始めて見え、感じることができる。愛の意識は宇宙と調和した心である。これらの深い理解は自らの感性を開き、そして自らの内側にある良心に触れることで、内省を深めてゆく。
経営の原点である愛(利他)の本質を明確にし、イメージ体験化し、色まで見えてくる練習と体験―愛という漠然としたものを明確にイメージし、感じ取る。
見えてくるまで考え抜く(p.367京セラフィロソフィ)<カラー>でありありと見えてこなければ考え抜いたことにはなりません(p.372参照)
自社の経営が愛をベースとしているかの検証
今回学んだ愛の心を自社の経営でおこなえているか?自らの経営に愛の心を当てはめ、理念、経営方針と愛の心が合致しているかも含め再検証を進める。
悪化した人間関係を回復する愛を感じる。ブレンダ博士から・・・
具体的な経営計画として、愛をベースとした自社の経営イメージを具現化する。
利潤をさらに超えた愛をベースとした経営に落とし込む。会社経営の理念を具体的な愛をベースとしたものに昇華させる。自ら愛をベースとした経営を考え、宣言することで、真に自社、社員、取引先、未来の日本、世界に貢献できる会社作りの礎を築く。
宇宙は今からおよそ137億年前、一握りの素粒子のビックバンから発生し、進化発展し続けているとされています。その宇宙の進化の過程で誕生した私達人間は、宇宙の子供として生かされているということとなります。
稲盛塾長は、宇宙の進化発展の流れには宇宙の意志があるとされ、そこには愛と誠と調和が満ち満ちていると述べられています。この宇宙の意志は、すべてのものを慈しみ、愛し、良くしたいという思いであり、この思いは、生命を生み出す最も高貴な母なる愛といえると思います。その母なる大きな愛を地球上の人々に与え続けておられるブレンダ・デーヴィス博士と触れ合い・共に通じ合い・学びあうことは、必ずや宇宙の意志と調和することになると思われます。この貴重なご縁を生かし、愛と誠と調和に満ちた自らの本質を覚醒させ、ブレンダ博士のように愛に満ちた生き方・経営を実践していくことを学び目が覚める思いをいたしました。
ご来光 富士山頂上3776mを目指して
7月12~13日
心身の重力を克服するため、過去5~6年間、富士山5合目より、植物の生態を研究しながら歩く会に参加して以来。
心身はかなりの浄化を得て、清らかな方向に向かう手答えを感じつつ、均整の取れた人間作りを取り組む日々に登山も一つに入っておりました。
2008年温熱器に出会い、これを持って冷え性改善の体つくりに専念する日々となり、富士山を遠ざけていたところ、盛和塾山梨主催の富士山頂上目指す会発足で。09年に参加。雨で8合目(3,250m)の宿泊先より下山。10年台風で中止。
今年、長年の願いが叶えられ13日早朝、4時30分に頂上に立ちました。深夜2時30分8合目宿より526M上の頂上に向け一歩一歩重力を克服しながら、この一歩にのみ全ての思いを集中し登るのでした。その苦しい重力は、一瞬でも休むと忘れられ、今ここに立つ事で満たされるのを感じました。15、6回通った富士山で心身共癒されながらも、一度も頂上に登りたいという気が起きなかったのに。今や、お世話になった富士山へ報告に参ったように、感無量で、ぎりぎりご来光に間に合いました。4時32分に。
息を静かに整え手を合わせ 今迄を 今を 未来を 喜び感謝しました。存在する全てと共に。そして、天を仰ぐと無と空の世界…。頭の中で。目に映るのは星がきらきらしているだけでした。冷たい空気は今までの邪気を出し清気で細胞達をうるわし喜ばせました。
・・・なるほど・・・無と空より生まれ今があるのだと思いました。即ち、何にも思わないと無と空になり、思った瞬間に存在する私達、太陽、星、雲、霧、山々、樹木、街並み、生命、生きる永遠の営みを・・・。
登るときの苦しみは変容し喜びで心は満たされ、長い年月で―ここまで辿り着いた生存の認識を、富士山の頂上で確認しました。
宇宙生成の137億年の時を得て、今に至り存在させられるものを。感謝を込めて手を合わせそこにいる自分を祝いました。そして、仲間達と現実の出来事を讃え喜び労いました。握手をしながら…感謝を込めあって。
写真付きの登頂の流れをよろしければ
宮下 様 ブログより
http://be-born.weblogs.jp/blog/2011/07/index.html
渡辺 様 ブログより
http://interieur-manoir.at.webry.info/201107/article_3.html
7月20日 富士山頂上達成への感想文
忘れる業よ !
あの 富士山頂上へ 踏み込む苦しみ
苦しみを超える さわやかな満足感
休む度こと また上昇する 生きる気力
上の方へ向かう 心 身 魂
あの死にそうな苦しみを 一瞬にして忘れさせ
前々へ 上々へ 向かわせるのですね。
私たちが 旨く生きられるよう
忘れるものを しっかり 植えつけてあるのですね。
あの 下るときの 苦しみと大変さ
ああ ! 苦しみよ !
あなたはあなたを忘れさせ 生きられるように
より強く鍛えられるよう作られているのですね。
その苦しみがないと 楽しみもわからぬのですね。
すべてが対立しつつ 調和しているのですね。
その苦しみと大変さを 克服した人のみに与えられる喜びを
忘れる業で得るのですね。
この忘れさせられる存在を 古代ギリシャでは
ヒュプノス 眠りの神と名づけ 讃えたのですね。
感謝を込めて・・・。
盛和塾 第19回 世界大会に参加し学ぶ
心を高める 経営を伸ばす 2011年7月5~6日 パシフィコ横浜にて
稲盛塾長ご講和 ご指南の印象について
経営に何故哲学がいるのか?
「フィロソフィの意義と困難な状況に打ち勝つ心構え」
1年前JAL再建に経営フィロソフィとアメーバ経営哲学の信念を持ってのぞみ。『会社経営は人間の心が決める』と思い、信念の哲学を説い、全社員に向け実践を呼び掛け今の現状に至ると仰っていらっしゃいました。
売上 1兆3千6百22億円 経営利益 1884億円
JAL創業以来の、世界でも初めての実績でありますと。
人(社員)の意識が変ると全てが変る事を証明なさる場面に、3,500名の聞き手は、日本の将来を思いつつ・・・息をのみ込み、ホッとした一場面がありました。
私は、正義は輝かねばならない真理を思いつつ・・・古代からの真理が、実現する場面を見た思いになりました。世間ではリストラと経費削減でと表面だけ語ってるのをTVで聞いたのですが。真実は、精神とフィロソフィが、心を動かす原動力を持った時の成果を目の当たりにし感無量を覚えました。
全社員がフィロソフィを共有する大切さについて
企業が成果を上げ社員が真の幸せな人生を生きるため、また、社会を安定させるためにも“人の心を導く”規範となる哲学が肝要であると。
それは、『人は何のために生きるか?』の問いに
『フィロソフィ』の四つの要素でご経験を申されました。
1. 会社の規範となるべき規則・約束事
2. 企業が目指すべき目的
目標を達成するために必要な考え方
3. 企業に素晴らしい社格を与える考え方
4. より良い人生を送るために必要な人生の真理
それは、正道を貫き通す不屈の精神力で言行一致を試み、困難な状況を、真理が実現する場面として楽しまれ、苦悩が報われる信念を公的な実証として、今の京セラ・KDDI・JALの実績約5兆数千億円の売上と、各社共数千億円の経常利益を生み出していらっしゃると申され驚きを禁じ得ませんでした。
何故なら、数字より、その源泉となるものが、誰にでも宿っているもので、同じ精神や生命力なのに、その考え方と実践力でこれ程違うかに肝を抜かれる思いでした。
また、先人達の偉大な英雄達がその精神力や生命力で成し遂げた功績を重ねつつ…
人流愛や夢を追い…規範(規則の中の模範と成る法則)をもって、成し得た方だけに宿る人間性の純粋さ清潔さ崇高さが礼節や思いやりに溢れていらっしゃるお姿を誰が否定する事ができようかと思う程でした。それを孔子様宣はく、人間完成は知識・仁徳(思いやりや愛)礼節・壮麗さに立ち居振る舞いでの遺言と重ね合わせながら。そして、私は人に生まれて初めて、人間完成の姿に触れ、永遠の記念日としたのでありました。
その人間完成への道程で指針となされた先人達の思想にご自分の指針として
『困難に打ち勝つ』
道を行う者は、固(もと)より困厄(こんやく)に逢うものなれば
如何なる艱難(かんなん)の地に立つとも
事の成否身の死生杯(など)に
少しも関係せぬもの也
(南洲翁遺訓第29条)
これは、魂が死生を超え、永遠を営むという確信から溢れ出る、孔子様の以前に存在したものを気付かれた敬天愛人の思想が南洲翁へ稲盛先生へそして、私達へと受け継がれるものでした。
1. 困難に真正面から取り組む
2. 壁を突破する
3. 『 新しき計画の成就は只不屈不撓の一心にあり。
さらばひたむきに只想え。気高く強く一筋に 』
4. 知識を見識にまで高め、見識を胆識にまで高める
5. 岩をもうがつ強い意志 (経営12ヶ条の第7条)
6. 燃える闘魂 (経営12ヶ条の第8条)
に、基づいたご経験を通し、人間の本質を解き明かしつつ…
人の生き方のあり方をご示唆なさり…
今の日本だけではなく全人流の行えに明かりを灯す如く…
ご誠実に話して下さいました。その現実裏には、多くの方々の生命を養っていらっしゃる信念と責任から溢れ出るものを感じさせる、貴いものを放ちながらでございました。
私は、真・善・美・愛・誠・調和の永遠なる営みが私達にふり注ぎ祝っているような生命の神秘を感じつつ…
私達に託されている使命を確認し、静かに受容と変容を享受しようと勤めた記念日となりました。
稲盛大導師の労苦に最大の尊厳をもちつつ…。数々のご指南に感謝を供えつつ・・・。
※ 真・善・美・愛・誠・調和の永遠なる営みは
不真・不善・不美・不愛・不誠・不調和を克服なされ
真・善・美・愛・誠・調和の永遠なる営みを全一として体現(姿勢・声・礼節・思いやりなどに)なされ、私達に観させて頂く場面のことです。このような場面に触れることは一つの模範なるイメージとして、私達の意識に働き、よりよい意識開花へ導く力となるのを感じました。又、人や社会をよくしようとする高貴な感情が莫大な勇気を起させ成し遂げられるものをも。
盛和塾 沖縄塾長例会に参加し学ぶ
心を高める 経営を伸ばす
6/14 稲盛塾長のご指南の印象
沖縄ハーバービューホテルにて
☆大善をもって小善を救う重要さについて。
☆愛情をもって厳しく当たる事について。
☆何事も 『 感謝の気持ちになる 』 と、会社が生き物のように成長していく真実について説き明かす。
☆※以前にも、感謝を全ての理念をもって記憶し、潜在意識まで落しておかないと凡人には何かが起こると感謝を忘れてしまい、起きていることを非難したり、呪ったりして物事をより難しくする。と、申されたことを思い起こしつつ・・・
☆感謝の心によって会社が生き物のように成ると、そこには “ 勢いがあります ”。
☆この盛和塾も、“ 心を高め経営を伸ばす ”
“ 全従業員の幸福を物心両面で追求する ” というスローガンで集う皆様の思いが、この会場いっぱいに漂い、ここに来ると気持ちが善く、喜びがあり、思いやりと感謝があるので、この温かい熱気が醸し出されるのであり、この会に属して事業が何倍にもなり利益を生み出す人が多くいらっしゃいます。
☆そのように感謝することは人間において大切なことです。
☆即ち、生きている人には、感謝する態度で心がやる気に変わるという事です。
☆かわりに何事にも否定的態度では、やる気をなくすという真理の事です。
☆特に社員達は会社の影響下におりますから・・・・
☆否定的態度で強くなれるような人は稀で一般的には出来ないのであります。
☆このように社長が感謝の態度で社員達に当たると社員達は会社の仕事を自分の事のようにやってくれます。それで会社は成長し発展するわけです。
☆実際に会社は、社員達が会社の事を自分の事と同じように思ってやってくれる人を何人作るかで大きさが決まるとも言えます。
☆社員達が社長がいないところで仕事をするわけですから、その社員達が自分を扱うように仕事も扱えるよう社長は社員に・・・存在その意義に対して、感謝の念が必要である事を仕事をしながら、私(塾長)はフィロソフィとして認識し、実践を試み、今日の成果を上げたわけです。そして、皆様にも言える確信を得ているのです。
上記は、2人の塾生が経営体験発表をし、それに対してのご指南。
2人の塾生は経営者として、人間性(心)を崇高に高めていらっしゃる稲盛塾長への大感激で事業を伸ばし、その利益で一人でも多くの社員を幸せへ導くという尊い行いの実践を称え申され・・・私が受けた印象として、11.6.16の社員教育の内容とさせて頂く。いかなる事があろうと感謝する心の難しさと重ね合わせ、感謝することの大切さをこれ程強く印象付けたのは初めてありました。
・・・この強熱な感謝への意味の印象に捉えられた私は、・・・翌朝(6月14日) 7時の朝食につくと知らず座した向こう側に塾長が打ち合わせの方々と朝食を取っていらっしゃって・・・思わず私の幸運を思う程でした。・・・そして、先生は静かなお声で・・・感謝することは大切だ。私が感謝をすると、私が気持ちが善いのである。すると私に会う皆様も気分が善くなるのを、いつも感じていらっしゃると申されたのです。十数人の塾生は、思わず昨夜のご指導を思い浮かべつつ・・・息をのみつつ・・・平凡で誰でも知っているこの感謝がそれ程大事であることを私達は思い起こし深める思いが流れるのを感じる瞬間でありました。
・・・朝食の合間の折、私は、長年問いつつあった、この感謝の意味について塾長へ尋ねる一瞬を得。先生、感謝は、漢字の示す意味の、感じて謝るですが、私達人間を造り出される存在は、私達が旨く生きられるように造りだしているのに、本人が気付かず余計で悪いことを思い(雑念)善きことを思わず・・・善きことを思い感謝する時には感じて謝ることを、古代中国人の心はそれもご存じで言葉を作ったと思われるのですが・・・いかがでしょうかと、問いますと。
稲盛先生・・・少々お考えの上・・・うんうん・・・確かにその通り感じて謝る意味ですね。今迄そのようには思ったことはないが、それは素晴らしい考えですね。人間は、善きことを思い善きことを描くと必ずそのように成るように造られていると思うが、人間が善きことを思わないので旨くいかないと思うのです。そして、善きことを思い気付いて、感謝する時には自分にも他人にも気付いて謝る・・・それはその通りですねと申され、私は長年この意味を問いて来た喜びを感じたのです。
そして先生は、日本では有難うは、有るのが難しいのに有るので有難うと言うが、これは日本人の意識で造られたが、感謝は中国で造られたものでそれを確かめ合う場面へ運ばれ、言葉の妙なる味を朝食と共に味わうことになり、何か私の胸の蟠りが解いていくような忘れられぬ朝となりました。かのニューヨークの懇親会場で原因と結果の法則を問い得たあの喜びと同じものを・・・。
※原因と結果の法則について
2008年10月8日 ニューヨークで『人は何の為に生きるか』について市民フォーラムを開催。約千人程の参加者を前にして。先生は、その講話の中、ジェームズ・アレンさんの原因と結果の法則から引用なさる。その後、懇親会場につき、運よく同デーブルとなり、私は、お釈迦様は、生老病死を説き、私は、それを学び、その通りと思っているのですが善きことを思うと、生老病死をも克服でき善くなるのですねと尋ねると、笑みを浮かべお喜びになさって下さり、その通りです。人間は、余計なことを思うから旨く行かないのですと。即ち、善きことを思うとそれが原因で善き結果を招くという法則のことを確認できた日となりました。
・・・善きことを思うためあらゆる学びが入ることをも・・・。
・・・その後、この感謝をホワイトボードに書き、皆で共有。1ヶ月以上経つ今は、全社員の意識が感謝と共に仕事と人に対し、真剣な勢いを認識できる日々を確認し合うこの頃であります。
6月16、7月20日 社員教育の資料