11.5.5~10
稲盛塾長 講話の中、印象的ご指南
☆能力×考え方×熱意 が人生の結果(勝利)を決めます。
☆普通の人と松下幸之助さんは幾何学的な数字の差があります。
☆考え方、思いの違いで全ては違ってきます。
☆過激派の人達の行動もその思い、考え方で事件を起こす。
☆1960年代日米安保条約のデモの折、日本の若い人々が正義感の強い人々が参加しました。
本来は、現想に燃えた人々が悲惨な人生を送るようなになった人々もいます。また、能力の人々もいました。
もっと良い考えがあれば違った人生があったと思いますが、考え方が悪いために別の人生があると思います。
☆プラスの考え方だったら、まったくプラスになっていったと思います。
☆リーダーはその周囲の人まで幸、不幸にしていくと思います。
☆誰にも負けない努力をしていこう…善い考え方、正しい考え方を身につけ習慣にしよう…王陽明・孔子・孟子・仏典などを学ぶと示しています。正しい判断をするため善い考え方を持つ事が肝心だと学ぶ事ができます。
☆人流がもつ思いが原因で、海や川で狩猟しながら生きてきた人々が、1万年前から森を開き牧畜を、田畑を開き農業を、鉄と銅を工夫して工業を、そして創意工夫して空を飛ぶ飛行機までをも技術の進歩をもたらしました。心の中にある思いが、そうしてきたと思います。
☆思いで人生が変わる。思いで全てが決まっていくのです。
☆経済界の利己的経営者達も私利私欲で自分達の利益のみに溺れ消え去る人もいます。
☆人流の偉人・聖人達は誰でも考え方を説いています。
☆登山の例で申しますとエベレストの最高峰に登る装備と富士山や小山に登る装備は違うと言う事です。人生も経営も同じといえます。
☆人間の本能の肉体は欲望と怒りと愚痴に包まれていると…心がそれを手入れしなくてはならないと、ジェームス・アレンは言っています。原因と結果の法則で。人間の心は庭のようなものです。野放しにされると雑草のみが生い茂る事になります。優れた園芸家は庭を耕やかし、美しい草花の種を蒔き育て咲かせます。同様に私達も素晴らしい人生を生きたいのなら、自分の心の庭を掘り起こしそこから不純な誤った思いを一掃し、その後に清らかな正しい思いを植え付け、それを育み続けなければなりません…すると善い思いの真善美崇高な思いが出て、心が創意の達人になると明してあります。
☆人間は喜びと悲しみを自ら造り出している。
☆自分を侮辱していると思ってしまうこともある。
☆自分の心で全てを造る事ができると。人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者であるとアレンは人間を看破しています。
☆心に願望の思いの種を蒔き、芽を出し育て切り捨てたりして大きく進化させていく…
☆考え方を訓練しておかないと自分の都合と本能で判断しかねない…直感では正悪の判断は難しい。考え方の訓練を積むことでワンクッションをおき、善悪の判断が出来るまで訓練をする事が大切。
☆一瞬一瞬、日々経営者は判断をしなければならない。
☆『人間として何が正しいかを基準』にして常に判断しなければならない。
☆私(塾長)は雑念を脱するため働いてきました。
愚痴をこぼさず、文句を言わずに働いてきました。
心を澄ました人や悟りを開いた方のようにうんちくを言うのですが、私の仕事を心霊を打ち込んできたから今の自分があると思うのです。
…60歳の折、出家をし釈尊の教えの六波羅密の修行をしました。
人生や生き方を認識するため。
1.布施: 利他。人を助ける意味。他人の為につくしなさい。宇宙には心があり意味がある。全てを幸せにいていく働きがあると思う。
2.持戒: 戒律を守ること。規則を守る事。
3.精進: 一所懸命に働くこと。努力すること。学ぶこと。すると助けられる。
4.辱肉: 耐えること。忍耐。
5.禅定: 心を静めること。1日1回は落ち着き自分を浄化すること。
6.知恵: 宇宙の知恵。真の知恵に授かる意味。
経営を通して『人間として何が正しいか』の判断基準のため上記の6つの修行を引用なさり、日本の大地震の難局を乗り越え、米国シカゴ開塾での、歩むべきご指南を示してくださいました。
日本154名 シカゴ66名 海外58名
計278名の塾生は、心を一つにし学び合いました。
心を高め経営を伸ばす決意を新たにした記念すべき日となりました。
塾生達は、心からの感謝を込めて塾長に礼を尽くしつつ…喜びを顕わに致しました。
これを機に、当社の幹部社員勉強会で、ジェームス・アレンの原因と結果の法則を読み合い、善き思いを描くよう訓練を重ねる運びになり、日々成長を計ることになりました。