社長  閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記

2015.03.01

第6回 ゲーテとの対話 朗読会 

 

2/19(木)

昨年、9/19(金) 当社にて ゲーテとの対話 ㊤ ㊥ ㊦ エッカーマン著 岩波文庫 1997年6月6日 第22刷の。新刷はページが異なる。参加できない若き友人たちの為、記す。

第1回 朗読会を3人の友人達と4人で開催。下記の想いを実現して以来、毎回、最善を尽くし、今生に最高の喜びで、深奥の真理をもって、心魂を満し高める事に努めた。

第1回 朗読会に際して 14.9.19(金)

長年の念願叶う日
喜び 感謝 純粋 高尚で
素敵な方々 結び合わせ
先人達が努力の末 書き留めた
大いなる思想・哲学・行い
美味しい 美味しい
素晴らしい 素晴らしい
高貴な人間性育み
出会う方々に役立つ精神の糧
与えられる全てに感謝を込めて・・・

私が第1回の記念として選んだのは、㊦の最後、解説。ハイネ(24才)がゲーテ(75才)を訪ねた場面。

『ゲーテの眼は、高齢になっても尚、青年時代と変わりなく神々しいものだった。から~次のページ、ゲーテは微笑んだ。かつて美しいレダやエウロペやダナエやセメレや、その他の数多くの皇女達に、あるいはまだそこいらのニンフ連に口づけした同じその唇で、ゲーテは微笑んでみせたのだ。』 を朗読し古典を近代文学に現した、ゲーテ時代からロマン主義のハイネ時代に移り・・・私達の時代に至らしめる精神をくみ取るように、明るいこの場面を選んだ。

親睦会 享受の恩恵

前菜クラゲときゅうり和え、海の幸わかめ和え
新米ご飯、色とりどりの韓国モチ(ソンピョン 初秋の象徴モチ)、薬飯、のり巻き
どんぐり豆腐、チャプチェ、チヂミ、チキン

・・・素敵な友人達の喜びが増すようにと、お土産は、古来から先人達が味わい深く味わった、淡泊などんぐり豆腐と新米少々を、この日の記念に持たし、味合い深い日とした。・・・この日のお礼で、後日、山梨から参加なさった若き友人より、縁深い山梨の新米が贈られ、自然の美味しさと重ね、第1回の朗読場面を楽しみ感謝を捧げた。

第2回 朗読会 14.10.23(木) 夜 2人 当社にて

第3回 朗読会 14.11.13(木) 夜 3人  〃

第4回 朗読会 14.12.10(水) 早朝7時15分より 3人 

友人の、千代田区一番町の社にて

上記の第1回 朗読会に際してを、私が朗読し意義を強調した。

友人Fさんより、㊤ 1825.2.24(木)

バイロンのヴェニスの総督に対する批評・・・三一致の法則に屈服してしまったバイロンについて、具体的内容を通して、現在の私達のものの捉え方を反省しつつ・・・。バイロンの生涯の傾向を、これ程まとめて看破しているゲーテの透察力について、3人共に感服した。1人の友人は早朝にもかかわらず、美しい涙を見せ、その場を潤わし、意義深い人間の営みの理解に触れられ、私はこの日に満足感を覚えた。

第5回 朗読会 15.1.14(水) 早朝にて  3人 友人の社

㊤ 1827.4.11(78歳の折のゲーテ)313p 私が朗読し、語り合った。

1)・・・50年来、教会史を研究してきたのでなければ・・・全てのことの繋がりは掴めないだろう。

2)・・・マホメット教徒が、その宗教教育を始めるとき・・・

3)・・・疑いは、精神を励まして更に詳しい研究と吟味に向かわせ、これが完全な方法でなされると、そこから確信が生まれるのであり、このことが目的なのであって、そこにおいて人間は完全な安心の境地を見出すのだ。・・・314p

4)・・・結末で我々は、道徳的なものと結合して、それを助ける運命の力で確信に達するのだ。315p

5)レッシングは、論争好きな性格だったから、矛盾対立と懐疑の中に身をおくことをもっとも喜んだ。

・・・レッシングはいつも最初に、意見、反対意見、そして疑いという、例の哲学的な段階をふませてから、ようやく最後に我々を一種の確信に辿り着かせると言うことです。・・・

レッシング自身もかつて、もし神が自分に真理を与えようとされるならば、自分はその贈物を断り、いっその事、自分で真理を求める労苦を選びたい、といったそうだね。

6)・・・ゲーテは矛盾対立に決してかかわらず、疑いが生じても、それを自分の心の中で調和させるよう努め、ただ見出した結果だけを人に語ってきたものだ。・・・についていろいろ語り、現在の諸問題の解決のヒントとしあった。316P

第6回 朗読会 15.2.19(木) 早朝 友人の社にて

私が朗読、 ㊤ 1824.3.30(火) 136p

今夜は、ゲーテはすこぶる元気で陽気で、上機嫌だった。~あの眼は! まで朗読

最後のところ、夕方、ゲーテのところで、素敵な音楽を聴いて、芸術の醍醐味を心ゆくまで味わった。~最後まで朗読し、『 ゲーテが心に抱いていた長年の願望を満たすために、皆様は友情のこもった協力をしていた。』まで朗読し、明るい場面を想起させ、この日の記念とした。

この日の文の、ゲーテの敵、4種類については、皆様が個人的に読んで下さい。と、言った。朝から敵をふれるのは好ましくないと話すと、友人達は、その部分がもっと知りたいということで、私が朗読し、少々解説わかる範囲で見詰め合った。

友人Fさん朗読 ㊥ 1829.2.12(木)

この日の最後の部分

・・・『およそ偉大なものや聡明なものは 』とゲーテは言った。この世の中に少数しか存在しないのだ。国民にも国王にも反対されながら、自分の偉大な計画を孤立無援で貫徹した大臣たちがいた。

『 理性がポピュラーなものになるとは、とても考えられないことだ。情熱や感情ならポピュラーになるかもしれないが。理性は、いつの世になっても優れた個々の人間のものでしかないだろうね 』 を朗読、見つめ語りあった。