社長  閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記

2012.08.03

盛和塾 第20回 世界大会に参加し学ぶ

2012.7.18~19
世界各地69塾より 3,962名参加
国立横浜国際会議場にて

心を高める 経営を伸ばす

心を高め 経営を伸ばした方々8名の発表 及び 稲盛経営者賞表彰式 塾長講話で
数え切れない思想に触れましたが いくつかの印象深い部分しか捉えずの
2日間の大会参加となりました。これを 皆で朗読し合う。

稲盛塾長は、
近代文明社会を作り上げたのは 『人類の思い』 なのです。
科学技術の進歩にせよ 会社経営や人生についても あらゆるものは
人類の思いに端を発しており 思いがなければ何も出来ないと。
その思いによっての成功と実績の経験を学びました。

思い(理念)についての学びと確認 
☆ 食を通じて お客様に感動と喜びを提供
☆ 仕事を通じて 自らに成長と幸福を獲得
☆ 会社を通じて 地域社会の発展に貢献
☆ 誰にも負けない努力をする
☆ 動機善なりや 私心なかりしか
☆ 公明正大に利益を追求する
☆ お客様第一主義を貫く
☆ 斬新なる技術で 良質製品を生命としよう
☆ 責任を持って 任務を完遂しよう
☆ 協力一致で 総力を発揮
☆ 明朗 ・ 元気 ・ 笑顔 で頑張る
☆ 小善は大悪に似たり 大善は非情に似たり
☆ 人間として何が正しいか
☆ 念ずれば花開く
☆ 利他の心を持って 感動のオンリーワン企業の実現のため
   強い信念を持ち 誰にも負けない努力をする
☆ 真心と感謝の気持ちを大切にする
☆ 高齢化社会に 商品サービスを通して 社会に貢献する
☆ 社員の物心両面の幸福を 追求する
☆ 謙虚にして驕らず
☆ 敬天愛人
☆ 良知経営の実現
☆ 生まれてきた時よりも 少しでも美しい魂に
☆ 生きていることに感謝する
☆ 利他の心
☆ 常に明るく前向きに 素直な心で経営する
☆ 自然体
☆ 人を信じ 己を過信せず
☆ モノづくりをもって 社会に貢献する
☆ 全社員の生きがいと 幸せを追求する
☆ 有意注意
☆ もうだめだという時が 仕事の始まり
☆ 創業の心
☆ 人間としての 正しい判断基準で経営する
☆ ど真剣に生きる
☆ 常に相手の立場に立って 考え行動する
☆ 大きな夢を持ち 諦めないで行動する
☆ 利他の心を 判断基準とする
☆ 人生 ・ 仕事の結果 = 考え方 ☓ 熱意 ☓ 能力
☆ 信念を貫く
☆ 成功するまで 諦めない
☆ 公私のけいじめを 大切にする
☆ 常に謙虚で あらねばならない
☆ 世のため 人のため を 行動の基本に
☆ 必ず役に立てると 信念を持つ
☆ 全社員の向上と 幸せの実現を目指す
☆ 全社員のベクトルを 合わせる
☆ 事業の意義と目的を 明確に
☆ 生きがい ・ 働きがいの思いで 素晴しい人生を
☆ 愛 と 誠 と 調和
☆ 善思善行
☆ 全社員とのフィロソフィの共有
☆ 売上最大 経費最少
☆ 熱意を持って 愚直に努力を重ねる
☆ フィロソフィの大切さを 全社員と共有し
   50年 ・ 100年 ・1000年 続く 会社を作る
☆ 経営は強い意志で決まる
☆ 値決めは経営
☆ 毎日毎日が経営の試合ですと
☆ 原理原則に基づいて 考える
☆ アメーバ経営を 実践する
☆ 生まれてきた目的は 魂を磨くこと 仕事を通じ磨く
☆ 至誠を尽くして 取り組む
☆ 宇宙の意思と 調和する
☆ 自分と向き合い 精進する
☆ 感謝の心を養い持つこと

・・・このような思想は 人類共通の財産を 自分の精神のものとして 
獲得 ・ 実践した方が用いて役立たせ 体現していらっしゃるのを 目の当たりしました。

発表者の中、大賞を頂いたのは 回転寿司店の経営者の方
『 何のための人生か 』 『 何のための経営か 』 を探し求めてた15年間。
今から13年前、塾長のカセットテープの経営講話に 取り憑かれたように聞き狂い
そこから闇雲の光に 一条の光明が射し 運命の筋書きにはなかったはずの物語が展開され
従業員476名 売上23億円の企業へ成長。これからの目標 100億円。

塾長の 理念 ・ 思想 の影響で 人生と経営の本質に気付きを抱き
その思いの正しい整理整頓が この方の人生を育んでいらっしゃるのを 目の当りしました。
それは、まさしく 『 開悟 と 曖昧 』 の瀬戸際を見せて頂くようなものでした。
また 只々塾長を信じ切れることの幸せ ・ 感謝できることの幸せを 伝えていらっしゃいました。

塾長講話についての学び
JALの再建
  社員数 35,000人
2010.2.1   JAL再建のため 会長就任
2011年発表 経常利益 1,800億円
2012年発表 経常利益 2,000億円 に、なりました。昨年の 地震 ・ 原発事故 にもかかわらず。

来年の上場を機に 引退を考えていらっしゃるのでしたが
JAL再建の要因について お話し下さいました。

1. JAL応援団結成 盛和塾生 ( 当時5,500人☓100人=550,000人 ) に 勇気と励ましを頂きました。
2. フィロソフィが力を発揮
  会長就任の折 京セラの役員2人とフィロソフィ・アメーバ経営の方程式のみ持参し
  取り掛かりました。
3. 意識改革の取組
 1) 最初 幹部50人位に 集中的リーダー教育
    現在は 千人以上が受けています。JALの全社員にまで 意識が変わってきています。
 2) リーダーは部下から尊敬されなければならない
    尊敬されるリーダーのための意識改革
 3) ベクトルを合わせる
 4) アメーバ経営について 部門別採算について
 5) 使命感 人間として何が正しいのか
 6) 企業が利益を出すことの意義
    経営が出来てこそ 安全も雇用も確保される意義
 7) 会計学 売上最大 経費最少
 8) 善悪を判断基準にする
    『 人間として よいか 悪いか 』 の判断基準
4. JALの企業理念とフィロソフィ
  京セラの経営理念とフィロソフィをベースとして 航空運輸事業に相応しいものに作り上げる
  企業理念は、
  JALグループは 全社員の物心両面の幸福を追求し
  一、お客様に 最高のサービスを提供します。
  一、企業価値を高め 社会の進歩発展に貢献します。
5. JALフィロソフィ手帳を作って 全社員が共有・実践
  意識改革の思想の中で 中村天風の言葉を掲げ 取り組みました。
  『 新しき計画の成就は 只 不屈不撓 ( ふくつふとう ) の一心にあり 。
   さらば ひたむきに 只想え 気高く強く一筋に 』

  『 成功をもたらすのは 純粋な心 』

  インド古代のサンスクリットのことわざを引用なされました。
  『 偉大な人物の行動の成功は 行動の手段によるものよりも その心の純粋さによる 』 

JALが再建出来た さまざまな要因は、 
 為替レートが 円高で推移したこと。
 燃料費が抑制されたこと。
 会社更生法の適用を受けて 減価償却費など経費の削減も進み 資産売却も行ったこと。
 ・・・つまり、皆の努力だけではなく 幸運にも恵まれて 大変素晴らしい業績をつくることが出来たと
 思います。

そこで 思えることは さまざまな状況の中 善きことを思い 善きことを行うと
まるで神仏も手助けして下さると思いました。自分達の力だけではなく 
何よりも サムシング・グレートという 自然 ・ 神 ・ 仏 『 絶対的存在 』 までをも
手助けして下さったのだと思えてなりません。

それは、結核にかかった子供の頃 父に寺へ連れられ お坊様より
「 あなたは もう ここに来なくてもよいので なんまん ありがとう なんまん ありがとう と唱えなさい。 」
と、言われ・・・ 今日まで 自然と 「 なんまん ありがとう 」 と 唱えていますが・・・。

それは 荒波立つこの世の出来事を浄化し 心を純粋に 有難う ( 存在が難しいのに存在する意 )に
なんまん ( 南無(なむ) : 帰命 ・ 敬礼 ・ 帰依する意 ・ 鹿児島の方言として ) したからではないかと
思う程です。また、『 自他があることに感謝し 美しくピュアな正しい心 』 で 経営に取り組んだ恵みだとも
思えます。

このような経験を通して 皆様においても 一人でも強い闘争心をかり立て 強く純粋な精神力で
混迷している現代を 切り開いていかれることを願います。

そして、絶え間ない創意工夫をし 『 住む世界が変わる 』 『 高収益の世界に一気に変わる 』
自分の会社や住む世界を変えていく。
『 強い意志と実行力 』 つまり 『 燃える闘魂 』 が必要不可欠であります。と 締めくくられました。

私は 塾長が 清く純粋な精神で成し遂げられた JAL再建の功績すべてを 
『 絶対的な存在 』 の手助けで お出来になりました。と 何度もおっしゃるところに 
一番の印象を授けられる 学びの大会参加となりました。