トピックス

2012.03.15

3.11 沈黙の中のあの光景

2012.3.12 朝

 

沈黙の中の あの光景

静けさの中の かの激しい呑込み

これらの避けがたい大災難を どのように整理し 再生へ向かおうか・・・。

重い心 落ち着かず 心身共痛み 空虚で力を感じず・・・

立ち向かうところ 日比谷公園での市民の集い

10日・11日(日)、厚意ある方々・団体など 海外も含め

再生へ 復興へ 各々の立場でなされる。

・・・想い・・・

共有と共に 14時46分黙祷・・・・・・・・・祈りの念

私のそばの若い恋人一組

20歳ほどの若き青年、手をあて 声を懲らしめ 大泣き・・・

この方を頷き 堪える涙を飲み込む彼女と私

足踏む場が足りないほど集った市民達・・・哀惜の念・・・

晴れぬ想いに 抱かられ 車での移動の折・・・

稲盛和夫大導師の 宇宙生成発展の解釈のCDで慰みを得、

何とか悲しい想いより 希望へ 再生へ と、切り替えようと勤め 帰宅。

抜けられた力 取り戻さないと・・・思っても

再生への意欲わかず・・・

面白いものは 全て無感覚化してしまった自分に気付き・・・

太平洋の九十九里砂浜に 散歩で癒しを頂くことに・・・

昨年、崩れ落ちた防波堤 えぐられた砂浜にて・・・

まずは、あのような 災難から この国を守られますことを 天空海に祈った。

二度と あのような場面に合わせないことを。

不可能である自然の営みを想いながらも そう願わないと 心の拠り所がない故に・・・。

その最中にも、私達を生み出した 海もご存じのように

3.11の荒々しい大波の似姿となり 太陽も雲の中で

私達の思いに同調させる如くの 天気を示す日で・・・

何とか弱まった心身を 回復しようと歩くと・・・

その内、強張るものが 解いていくのに気付き ホッとす

まだをも生への再生を 思い知らされるのを 気付かされたのでした。

自然によって 強張られ 痛むものが・・・

その自然によって 解くのを・・・。

自然の情 非情を 同時に気付かされ

あぁ・・・ どのように自然の情で生きるか?

人類の課題を問わされる 3.11の一年目となりました。

 

翌朝、社員の一人 震災(千葉県旭市)で 煎餅工場が流され 工場長だった山中さんが入社し 4か月。

二人向き合い 昨日の各地式典の 係わった場面を分かち慰め合い

涙を またも堪え合う 二人で・・・

我らに泉があることを 不思議に想いながら・・・。

このような経験を 未来の人々らに 生かすことを 希望と再生へ 託しながら・・・。

二人して願ったところでした。

それは、上には上があり・・・かのゲーテが

『 より高き反照を認める者には 決して君らから幸せは奪わないだろう 』

と、示したように、覚え決めているものの無知を克服

日々 想念を高めることを・・・誓い合いました。

自然は決して 冗談を知らず 法則に従順な故に。

我ら人間が自覚し 目覚めることしか ないことをも・・・

津波には、高みへ 高みへ 遠くへ 遠くへ 心に刻み 未来の子供たちに教訓にしようと

二人で確認し 思いを強め合いました。

 

翌々13日、朝礼にて 全社員達と 上記を共有

復興を心身ともに 会社も 国も 出来ることを 祈念の言葉としました。

皆で、心を合わせ。