社長  閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記

2011.07.16

論語と孔子様を語る朝

                                  ホテルニューオータニ  7時より

7/2 松江様 原文6-12 日本語訳を取り上げ
冉求が言った。
『私はあなたの学説を嫌うのではありませんが、私は力不足です。』
孔子が言われた。
『力が足りない者は中途半端で止めてしまうものだ。今のお前は初めから見切りをつけているのではないか』

…力がなぜ足りないのかについて意見交換。法律上の問題で訪ねていらっしゃる方の中には最初からできないと決めてくる方がいらっしゃると。最初から自分はできないと決めてしまう人は何を言ってもダメだが・・・
でも私達は、そのような人も救えるのにはどうすれば善いかを語り合い、ヒントを得ようと意見交換しました。

私は、孔子様は四海は皆兄弟。キリストは隣人を愛しなさい、さもなければ認め合いなさい。ゲーテはキリストのこの天の告げを守もったならば、あなた方には、別の人生があったであろうという言葉の意味を問い、私達と係わる人をいかに治めるかを探究しました。

そして、原文14-43を捉え、孔子がおっしゃった。
『上に立つ者が礼儀を重んずれば民は上の命に従順になるものだ』

…この民を係わる人と捉え、その意味を礼儀として深め語り合いました。

中西様は、一以て之を貫くとおっしゃり、これはと私が問うと命と天ですと話され、私はこれはと、真・善・美・愛・誠・調和・永遠性で、これを古代ギリシャ人達は典雅・明晰・均整・調和・永遠性で自由を得て芸術に表現しているとも語り、その意味を分かち合おうとしました。

…そして、私が孔子がおっしゃった『ああ、分かってくれる人はいないのか?』
子貢が言った。『なぜ先生を分かる人がいないと言われるのですか?』
孔子が言われた。
『天を怨まず他人を責めず身近な知識を学んで高遠なものに到達した。こんな私を分かってくれるのは恐らく天だけであろう。』原文14-37日本語訳を読み、人が分かってくれなくても寂しがらず天が分かってくれることを思い孤独にならない人間づくりを語り合い、3人は係る人に対してのこの意味を参考にしました。このような貴いものを語り合う喜びを分かち合い・・・互いに感謝しつつ…。

                              
11.6.2 松江様が捉えた
魯の定公が尋ねられた。
『主君が臣下を使い、臣下が主君に仕えるには、どうあるべきですか?』
孔子が答えて言われた。
『主君は礼によって臣下を使い、臣下は主君に忠誠心をもって仕えることです』
原文3-19 日本語訳・・・を通して、現在、私達と係る組織の上下関係者とどのように係るかについて意見交換し合い学び合う。礼によって忠誠心がついてくる重要さを。

中西様は、孔子がおっしゃった。
『曾参よ、私の学説は最高の原則で貫いてきた』
曾子は『はい』と答えた。
孔子が出て行かれてから、門弟たちが
『先生のおっしゃった意味はどういうことですか?』と、聞いた。
曾子が答えて言った。
『先生の教えは忠と怒に尽きるのです。』

…この意味を通して原則・法律・法則について忠とは怒とはについて意見交換し合い学びあいました。

私は、論語の言葉の意味について取り上げ漢字が示す通り、論は、言、言葉。倫は人の侖、すなわち人の倫理のこと、人倫の道。吾はおのれ、すなわち論語は物事や道徳の規範となる原理を孔子様がおっしゃっていらっしている意味について3人で意見を交換、かかえている現実の問題を解決していくエネルギー源といたしました。               
                                       7月16日 社員教育の資料