千葉県匝瑳市ふれあいセンターホール
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匝瑳市(前、八日市場市)の八日市場ロータリークラブ主催で、ロータリーデー市民講演会が、当地域に生まれ、匝瑳高校出身、東京大学素粒子物理国際研究センター教授、小林富雄先生を講師に招き開催され、楽しみに聞き入った。
『 宇宙の謎・素粒子で造る宇宙 』の内容は難解だったが、遥か遠く137億年程前に誕生して、今、私達が存在している
1.宇宙の謎について
2.素粒子について
3.2012年7月4日 〝 ヒックス粒子 〟発見について
ATLASは38ヶ国からの研究者、約3000名で組織された、巨大な国際共同実験グループで、日本からも約110名の研究者・大学院生が参加していて、小林先生もその一員ですと。研究者の中には、音楽家も大勢いらっしゃると。
4.素粒子と音楽について
何百種類もある素粒子(ハドロン)は、ほとんど皆、〝 共鳴 〟状態で、音楽は共鳴。それから国際共同実験自体も、人の〝 共鳴 〟のようなもので成されると。第3部では、物理と音楽と宇宙についてもご講話があり、参加し聞き入って面白く楽しかった。
5.『 コペルニクス(1473~1543) 』、天体の回転について
古代ギリシャの 『 ピタゴラス(BC582~BC496) 』数学者・哲学者・宗教家の教えである宇宙の調和の原理を数とそれの比例について強調しつつ、コペルニクス、天体の回転について、ケプラー(1571~1630)の惑星の運動に関する経験的法則について・・・
・・・その他の科学者 『 ガリレイ(1564~1642) 』、『 ニュートン(1642~1727)』、『 アインシュタイン(1879~1955)』・・・功績を残した方々の名で 『 宇宙の謎 』を解き明かすお話には、自分達を生み、育てる宇宙の謎を知る機会となった。
小林先生は、クラリネットの演奏をなさっていらして、この日、難解な『 宇宙の謎 』を触れる私達の為に、ピアノとクラリネットの演奏で和らげた雰囲気を、生まれ故郷の人々の為、尽力して下さった。
私は、これ程の大きいお話を地元で聞けて、本当に嬉しくなった。そして、太平洋の海沿いに住む自宅マンションの8階で、夜空を見ながら宇宙生成由来に思いを寄せた、日々のことを思い出し、人類の故郷に辿り着く思いがする、記念すべき日となった。