2013.6.22 昼 東京都美術館にて
1989年 パリのルーブル美術館見学の記念として、モナリザを手に入れ、その真意を私なりに理解したいと長年問いていて…この度イタリア、ルネサンスの巨匠の精神に触れようと足を運びました。
レオナルドの芸術家・科学者・発明家と、多才多能な顔を持つ天才レオナルドの知られざる新たな多面に触れ、圧倒されその精神を捉える時間的余裕が与えられず、整理出来ないモヤモヤな時間が過ぎ去りました。
レオナルドは、法則を追求現わしながらも、法則に捉われない絶えざる発見と創意への果敢な姿勢で、普遍人の模範として頂上の座で、今も私達の精神に働きかけてくるのでした。最大の敬意を思いつつ、その努力に胸の痛みを覚える程でした。
いつか時間が許されれば、彼の精神を捉えてみたいと思った鑑賞の日となりました。古き時代の真実が今も生きる真理に思いを寄せつつ…。
ヴェルディ 生誕200年を飾る La Traviata( 椿姫 )オペラ鑑賞
午後 ハプスブルク帝国のハンガリー国立歌劇場
東京文化会館にて
登場人物達は
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ガストーネ ここは友情が歓喜に結び付く場所なのだよ。
ヴィオレッタ 私の感謝の気持ちをあなたに捧げますわ。
( 椿姫 )
アルフレード へベ( ギリシャ神話における青春の女神 )が与えた永遠の青春を…
(椿姫の恋人) 幸福の酒盃を献ずれば、美は開花し、さらに瞬く時は歓喜に酩酊(めいてい:酔う)す
幸福の酒盃を献ずれば、愛は銘々の杯の中でさらなる甘美な抱擁を得るだろう。
一同 幸福の酒盃を献ずれば、美は開花し、さらに瞬く時は歓喜に酩酊す
幸福の酒盃を献ずれば、愛は銘々の杯の中でさらなる甘美な抱擁を得るだろう。
酒盃と詩を享受するのだ…夜に光が差し込み、微笑が輝く
さあ、このパラダイスで今だ、知らぬ明日を見出そう。
アルフレード …それは宇宙の全てを包み込む鼓動
謎に包まれ、誇り高く、心の中に死と歓喜が
混在するそんな愛に…
一同 これ程、素晴らしい喜びに感謝するよ…
町はお祭り気分で一杯だ
歓喜の時に思い巡らせ
新たな歓びを享受するために
休息をとって次の活力を培おう。
ヴィオレッタ 愛は全てをも包み込む鼓動
神秘的で高潔で
死の苦悩と歓喜が心に溢れるということを!
…いつも自由に
私は喜びから歓喜へ舞うべきだわ
ジェルモン …過去は忘却で覆い隠そう!
(アルフレードの父) 私を導いてくれた愛は
何もかも許すことができるのだ。
…その他は省略…
…これらの詩と名優達の高次の歌声、衣服の色彩と飾り立てた舞台は、鑑賞者を彼らの世界へ吸い込み、我らもまた日常を忘れ、華やかな生と愛、悲しみの死、より大きな宇宙的愛で人を許す導きへ…
三度目のこの劇に新たな発見と生、愛、死、皆で歌い合うパーティの舞台や衣服の飾りで美の再現、国は違っても共有する喜び、楽しみ、悲しみを先人達が考え残して下さったことに、感謝を捧げながら…感動を覚える一時となりました。
盛和塾 ブラジルツアー 稲盛塾長講話DVD視聴会で学ぶ
2013.6.19 目黒雅叙園にて
経営に何故哲学がいるのかのテーマの中、一番印象にのこったものは、『 人間は忘れる 学んだものを潜在意識まで到達させ、必要に応じて善き思想、行動が自然に溢れ出るまで学ぶことです。 』
知ってはいるが出てこないということは、まだ潜在意識に入っていないことです。と。同じ事を反復するのは、潜在意識を目覚めさせる為ですと学ばせて頂きました。
人間は、大きな出来事や本人の好き嫌いは覚えやすいが、善きこと、行いは学んで学んで練習や訓練を重ね、潜在意識まで覚えさせ、言葉や行動に溢れるほど理解しないと出ない意味を、分かりやすくご講話して下さり、人間理解を深めることになりました。
この方の崇高で奥深い哲学に人間の根源を見る思いでした。私はここで、社員教育、人間教育の本性に触れ大きな希望と勇気を得ました。
それは、ゲーテが1832年3月17日 人生の最期にファウスト文学についての『 仕事と段階について 』
動物達は、その機関によって教えられるのだと古代の人達は言っています。私は、それに付け加えたいのです。人間も同じであると。しかもその機関を再び教えるという長所を持っているという事を。どんな行動、従って、どんな才能にも生まれながらに与えられたものが要求されるのです。…省略
人間の機関は、練習( 訓練 )・学説( 学ぶ )・思考( 考える )・成功・失敗・要求・反対それに繰り返し思考する事で、無意識に自由な活動の中でかち得たものを、天賦なものと結び付けますので世界を驚嘆させる様な偉大な統一体をもたらすものです。 ゲーテ P,ベールナー 桜井正寅訳 173P
と、重ね合わせて理解を深めました。
盛和塾山梨 特別講演会で学ぶ
我が社のブルーオーシャン戦略と新しいビジネスモデルについて
2013.6.15 山梨 古柏園ホテルにて
講演者 柴山文夫氏は、㈱ラックの代表でいらして、日本の冠婚葬祭のビジネス業界で先駆者的役割を果たされ、同塾でも模範者として皆が学び尊敬を受ける方でした。
盛和塾本部理事で、私が当会入塾年、アメリカ 『 ニューヨーク 』 にて、稲盛和夫塾長の市民フォーラムに同じくご参加。
人は何の為に生きるのかをテーマとして、お釈迦様の教えで六波羅蜜=六つの精進
1.精進:努力すること。学び創意工夫することの意味について
2.布施:誰かの為にする。愛の実践について
3.持戒:規律 規則を守る。法則を守る
4.忍辱:忍耐することについて
5.禅定:心を清め、静めることについて
6.智恵:1~5の修養によって、智恵を授けられる
…の難解な解釈を、ジェームズ・アレン( 1864年~1912年 )の原因と結果の法則で分かり易く解いて、ご自分の経験と重ね合わせてご講話して下さった日、2人は出会ったのでした。
この日集う1,000人のアメリカの方々とご一緒に講演を聞いた後、同内容の原因と結果の法則や、ジェームズ・アレンさんについて語りながら、ニューヨークの街を30分ほど歩き、懇親会場へ着き、塾長と同テーブルで、原因と結果の法則について確認し合う思い出が、塾長例会でお目にかかる度ごと懐かしむ中でした。
5月27日も、岡山塾長例会終了後、またもピッタリとホテルのロビーでお会いし、何人かの塾生とお酒を飲みました。その席で、この度の山梨勉強会でご講演なさる事で誘われ、縁深い山梨の甲府に社員とオギノの以前担当バイヤー手塚氏と、石和の北沢美術館の北沢館長を誘い参加しました。
幅広いご内容は、参加者を喜ばせ、ビジネスのヒントを与えるものでした。
1.JAL復活劇を考えてみる
2.JALグループの企業理念とJALフィロソフィ 40項目
3.稲盛経営の心の革命と合理的思考
4.今後の冠婚葬祭の展望について
5.会社運営の構成図
A.戦略要因 52.7%
1)商品戦略 33.9% 企業生産の法則、会社は環境適応業
2)マーケティング 18.8% 企業の成長の法則、商売の仕組みを創る
B.人的要因 27.6%
1)社長の資質 8.3% 企業幸福の法則
2)経営理念の存在 12.2% 経営理念は第一の商品である
3)社員教育 7.1% 強い現場力を作ること
C.管理要因 19.6%
1)財務管理 6.6%
2)法律管理 6.5%
3)組織管理 6.5%
について、参加者全員真剣に学びました。
私は、我が社に欠けている点をこの方に学び実践しようと、心を新たにする日となったのでした。