社長  閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記

2011.11.15

盛和塾<関西地区>塾長例会に参加して学ぶ

2011.09.12  盛和塾 関西地区 塾長例会に参加して
                ホテルニューオータニ大阪にて

 その内容は 莫大でまとめられず
 私が受けた印象を 経営に参考させて頂きました。

 『稲盛塾長のご指南』

 『正しい判断をする』

 これは、ずっと続けていく事が 難しいものです。
 何故なら どうすればよいのかが 分からないからです。
 そこで、心の中に規範を持つ事が大切です。

 判断を正常にするため 行動を律するものを持つ規準は
 公正 ・ 公平 ・ 正義 ・ 勇気 ・ 努力 ・ 誠実 ・ 博愛 ・ 謙虚
 を、身に付けて どのような状況でも 判断する勇気を持つ事がフィロソフィです。

 規範とは、全てが心の規範でなくてはならない
 京セラは それを血肉化し 実践を通し、
 フィロソフィにして 今日の成功を治めたのです。

 人間の本質は 本能に動かされ判断する
 生き物でもあるからであります。
 すなわち 煩悩 ・ 欲望  ・怒り ・ 愚痴 ・ 妬み の本能です。

 煩悩とは、すぐ悩みを口に出してしまう
 怒りとは、相手の欠点を見ると怒りを出してしまう
 愚痴とは、自分の無知ゆえを知らず 愚痴を零し 相手を汚すのです。
 妬みは、相手の良きものを 素直に見れず 嫉妬する事です。

 人間の本質には、この本能が強いため
 『魔が差す』という言葉があるように、不正を犯してしまうのであります。

 不正の人は、皆 心の規範がないために、
 又は、知ってはいても 自分のものになっていないために
 正しい判断が出来ず、不正(失敗)を犯してしまうのであります。

 だから、フィロソフィを自分の行動の基準となるまでする 確固たる 
 『人間として 何が正しいかを持つことであります』  『正しい事を 正しいままに』
 真正面からすることが大切であります。

 正しい判断を導くもの。 
 本質を捉えること。
 すると、迷う事がないのであります。

 新しい局面でもそうです。
 原理原則に基づき、人間として何が正しいのかを
 確実に 『実を得るまで持つ事』 が、フィロソフィであります。

 知って実践し 実を得なければ 何にもなりませんからです。
 このような フィロソフィはJAL経営にも
 ベースとなり 旨くなっていきました。

 どんな方法でも 勤勉に働く事。
 感謝する事。
 多くの事を学ぶ事 です。

 これらが閃きとして 判断する時、
 インスピレイションが 精神の法則として現れ
 正しい判断が出来るのであります。

 これらは、JALとアメリカ航空会社の提携の際にも はっきりと現れ、
 互いに目的に向けて よりよい考えを持ってしますと
 神様までも 光を差し与えるかのようでありました。

 このように 判断をする時 その人の人格が
 重要になって 働く事を気付く事であります。

 確固たるフィロソフィが ある人格者の判断は
 パートナーとして 未来の道を開き
 英知の中からハッピーを造り 人の営みへ 幸を与えるのです。

 ここでハッピーを学ぶ事 感謝を学ぶ事
 生き方を学ぶ事  が、大切である事を、
 気付かされる提携でもありました。

 『正しい判断をする時、集中力が入ります。』

 問題が生じている または、問題が生じてくるか
 分からない状況の中、
 それらを一瞬で捉え 判断しなくてはならない。

 自分の意識を研ぎ澄まし 全神経を集中して 判断をする。
 これは高度な精神力を要するものでもあります。

 それは、常に習慣化していないと出来ない。
 習慣になっていない人達は 知っていても出来ない。
 そこで不正が生じてしまう。

 即ち違った判断をし 失敗を招いてしまうのが本質であります。
 正しい判断をする事は、大変難しい事でもあります。

 『有言実行』の凄まじい集中力を 完璧にしなければならないため、
 心の規範や規準がなければ 本能に流されてしまうからでもあります。
 また 適当に判断してしまう事でもあります。

 その集中力を 経験や実験をして 開発していく事が大切です。
 凄まじい集中力が仕事にないと 出来上がらないのでありますから。
 仕事とは、どのものも 完璧さを求められるのであります。 特に半導体は。

 それなので、物事を見た瞬間に その本質を把握し 判断して
 仕事になるようにしなければ
 心のレベルが上がらないのが実体であります。

 たとえば 研究開発の折、
 この集中力に欠けている担当者を変え 別の担当者につけると
 半年で出来上がる場合もありました。 何年やっても 出来上がらなかった製品が・・・。

 それほど 精神統一の集中力が必要である事が大切であり、
 有意注意の意識をせずには 出来上がらないのであります。

 その判断が甘い人は 目につくところが甘く 習慣化されていない。
 また、有意注意に気がいかず、違ったところで 右往左往しているのが
 見え見えしているのを 本人が気付かぬ場合が多いのです。

 ここで学びがいるのであり 人に教わったり 刺激で気付く必要があります。
 私達は、毎日がどのように判断したかを 問われているのでもあります。
 それが人生の結果でもあり 未来の種でもありますから。

 自分をトレーニングして
 集中力の精神統一を養えるためには
 まず 健康であることが条件となります。

 それらが出来ない人は、病院に行って 健康チェックが必要です。
 正しい判断のため、鍛える精神力で 人間性を造っていく必要があります。
 家では 穏やかで ゆったりとし、 心を休める事も 大切です。

 それは、マクロとミクロを両立させる
 リーダーシップなものが大切でありますから。
 すなわち、全体が見えて 初めて正しい判断が出来る意味であります。

 このような 奥深い人間の本質や 判断の神髄にふれ
 大きな喜びを得ると同時に、今後の経営の光明となることで
 胸がときめくのを覚え、未来の子供達のために記し、残して置きます。