社長  閔 南淑のブログ ・ 温エネルギー記

2013.12.01

11/11 第29回 京都賞記念講演会参加

国立京都国際会館

公益財団法人 稲盛財団主催の同賞に盛和塾のご縁で、2009年度より5年目も参加し学ぶ。

第29回 京都賞は昨日
先端技術部門 ロバート・ヒース・デナード博士 電子工学者
半導体ダイナミックメモリの発明と電界効果トランジスタ 微細化指針の提唱

ロバート博士はメモリ用集積回路として広く使われている 「 半導体ダイナミックメモリ 」 ( DRAM ) の基本構造を発明し、デジタル情報の記憶容量や処理能力を格段に高め、情報・通信技術の飛躍的発展を可能とした。また、集積回路に不可欠なMOS型電界効果トランジスタを微細化するための設計指針を、同僚の協力を得て提案し、DRAMを含む集積回路全般の驚異的な進展にも貢献した。

基礎科学部門 根井 正利博士 進化生物学者
遺伝的変異と進化時間の定量的解析を取り入れた生物集団の進化に関する研究

根井博士は、蛋白質やDNA塩基配列の変異のデータを解析するさまざまな統計的手法を開発し、進化生物学を分子データに基づいた厳密な科学とするうえで大きく貢献した。進化は、生物集団において突然変異が出現し、広がり、もとのものと置換することが多数繰り返されることで生じる。根井博士の開発した解析手法により、遺伝変異と進化時間の定量的な理解が可能になり、単細胞生物から人類に至る広範な進化現象を実証的に理解できるようになった。
まず根井博士は、生物集団における対立遺伝子やアロザイムの頻度に関して、集団間での違いを定量化する 「 根井の遺伝的距離 」 を提唱した。遺伝的距離を用いる事で集団間の遺伝構成の違いから、それらの間の移住率や、生物集団や種がいつ分化したかを議論することが可能になった。たとえば、アフリカ、アジア、ヨーロッパの人類集団の分岐時間をいち早く推定するなど、進化生物学上重要な課題の解決に寄与した。その発展として、統計量Gst( 遺伝子文化係数 ) や塩基多様度等を次々と考案し、生物集団の進化的文化や遺伝的多様性の測定の精緻化に貢献した。
第ニに、根井博士は、遺伝子間の系統関係を扱う多数の手法を展開した。特に博士らが開発した分子系統樹作成のための 「 近隣結合法 」 は、多数の分類群を含む系統樹を効率よく扱えるため、長年にわたって幅広く用いられた。博士が、種の系統関係と遺伝子の系統関係との理論的背景を明らかにしたことも大きな業績である。その手法は、ヒト、チンパンジー、ゴリラに対応されるような近縁な生物種間の系統関係を遺伝子の系統関係から導く理論として現在も頻繁に利用されている。~省略

思想芸術部門 セルシ・テイラー氏
ピアノによる即興演奏の可能性を極限まで追求した革新的なジャズ・ミュージシャンに贈られました。

セルシ・テイラー氏は、1950年代末に興ったフリー・ジャズ運動の代表的なピアニストで、揺るぎない黒人意識、類まれな演奏技術、衰えぬ精神力によってジャズ、そしてアフリカ系アメリカ音楽界全体に多大な影響を及ぼした即興演奏家である。

この日テイラー氏はピアノで、もう一人の中年男性は舞いでペアの即興演奏で表現して下さった。

要旨及び、贈賞理由、人生観などを話され大成功なさる方々の考え方、行動の仕方が大いに参考になりました。

 

11/10 第29回 京都賞受賞式参加

国立京都国際会館

第29回 京都賞受賞式に参加。

5年目になる本年も清らかで、崇高な精神統一による威厳ある雰囲気に包まれ行われるその空気を受け取りました。

本年の受賞者は、先端技術部門 ロバート・ヒース・デナード博士・基礎科学部門 根井 正利博士・思想芸術部門 セルシ・テイラー氏で、稲盛財団名誉総裁 高円宮妃久子殿下をお迎えし、各国大使、総領事閣下を始め、各界の皆様方のご臨席のもと、受賞式は、厳粛かつ華やかに開催され、その中にいる私達も喜ばしく、光栄に思うものでした。

受賞祝いものとして、オーケストラ指揮は大友直人氏による素晴らしい序曲を京都市交響楽団で添い、奉祝能では、金剛流26世宗家 金剛永謹様が添え、受賞讃歌には可愛い女の子の子供達が、浜辺の歌、まっかな歌、青い地球は誰のもので、京都聖母学院小学校合唱団で歌われた。きれいな着物姿の未来の希望の星のように輝きを放ちながらご祝賀歌で受賞者の方々を称え歌われました。

特に、皇室の方の高円宮様のご臨席は、独特のエネルギーが発せられ全体の空気が静寂でかつ、厳粛に包まれる中のごあいさつでした。それは日本伝統の歴史の豊かな伝承を伝える一人間として、ありようの高貴さを示す見本として典雅・明晰・均整・調和・国や民を思う思いやりのような清らかさを感じさせるものでした。

列席の私達は、受賞者を称えるそのお祝いのお言葉を真撃に受け取り、共に喜びの瞬間を味合う光栄を授かうものでした。

そして、受賞者の方々の人生観・研究・努力・大成功への道程が紹介され―――あぁ、成功を治める方々は生への誇り・喜び・信念・感謝・真撃でかつ誠実に努力なさり、行動の実践を通じて成し遂げられるのを目の当たりにしました。その実跡の細密なものの捉え方には、息を飲む程でした。

…それにはどれ程の集中力と緊張感の中、成し遂げられるかについて、神の御業を思い出す程でただ驚くばかりの受賞式参加になりました。

 

11/8 リーダーシップ111 第19回公開シンポジウム参加で学ぶ

女性就業支援センター

毎年、同シンポジウムに15年程前に結成した、根の会の友人達と参加し学び合いました。
今年は、根の会の田中さんが、同シンポジウム幹事でもあって気合いが入っていました。

“ 個 ” が輝く日本へ
女性の活躍が 『 成長戦略 』 の鍵  がテーマで

志賀 俊之さん  日産自動車 代表最高執行責任者 現在は代表取締役会長
坂東 眞理子さん 昭和女子大学学長  2006~2007年 同会代表
生越 多恵子さん ㈱ハウスオブローゼ 取締役専務執行役員  リーダーシップ111代表

日産の志賀さんが日産での取組み実跡をふまえての記念講演と3名のパネラーで女性の活躍は 「 成長戦略 」 の中核をなすことについて高尚な意見を話して下さいました。

今年4月、安部総理から、女性の活躍は 「 成長戦略 」 の中核をなすものであり、日本を再び成長軌道にのせる原動力であるとのメッセージが発信され、政府目標として2020年までに日本で指導的地位に占める女性の割合を30%以上にすることが揚げられながらも、その進歩は必ずしも順調ではなかったと。

しかし、今あらためて女性役員はどのような取組を展開しているかについて―――― 。また、女性もどのように意識や行動を変えるべきか?

未来にわたって、私たち一人々が輝くために大切なことは何か、皆で一緒に考えて行動していくヒントを、いくつの経験、事例を通して有意義に示して下さいました。

ポイントは、世のため、人のため、何を成すべきか、私たちがどう発信し行動するかにつきるもので、今後の生き方に多いに参考になるシンポジウムの日となりました。

終了後、根の会の友人達とイタリアン料理店で、同内容についていろいろ意見を分け合い、楽しい学びの日となりました。

 

11/2 ミケランジェロ展 鑑賞

西洋美術館

天才の軌跡   天才は生まれ、そして永遠になった。

システィーナ礼拝堂500年祭記念展に、友人を誘い、胸ワクワクしながら行きました。

私においては、美を創造する折の美術家たちの才能・意志・信念・精神・精髄・捉え方の意味について、一つでも組み取りたいと真剣に見入ってしまいました。

「 神のごとき 」 と称された大芸術家 ミケランジェロ ( 1475~1564 ) の創造の軌跡とその波紋の大きさは、15歳折の作品 「 階段の聖母 」 から始まり、システィーナ礼拝堂の天井画で12預言者や、神の天地創造の生き活きとした絵画・ダビデの彫刻・ピエタ ( 敬虔な心、慈悲心の意の彫刻 ) …など、建築や詩・素描などの多様性には、最大作の最後の審判400人の裸体に人間の本性を偽りなく現わし、汝を知れ!自分を知れ!人間を知り!原因と結果の法則を呼びかけるものでした。

ご本人も毎朝鏡に映る自分を問い見詰め、他人の中に自分を見、他人も自分 ( ミケランジェロ ) の中に自分を見る・感覚・魂の本質を見、描き出したものに触れ驚嘆を禁じえませんでした。

その究極なる意識をミケランジェロは詩で表し

もし不滅への願望が、―― 他の者たちの思念を高め正す願望が
私の思いをあらわにしてくれるなら
きっとアモル [ 愛 ] の家を支配する
かの無慈悲なる主人でさえも再び慈悲深くなることだろう

だが神の掟 ( 法則 ) により、魂は
永い命を保つが、肉体はほどなく死滅するがゆえに
感覚は、魂がもつ価値と美質を十分に認識できず
ゆえに描き出すこともかなわない。

ならば、ああ、どうすれば聴いてもらえよう?
私の内なる心に燃える貞潔な欲求を
いつも他者の中に自らを見る者たちによって

私のたいせつな一日は台無しにされる
偽りごとに心をとめる 我があるじによって
本当を言えば 嘘つきとは信じない者であるのだから

即ち、ミケランジェロは自らに原因をおき、自らを問い正し、認識できたものが建築・詩・絵画・彫刻になって、目の前に展示され、私が描き出せないのは認識されていないことに気付かされる鑑賞の日となりました。

そして友人と鑑賞の喜びを語り合いながら…夜食をとった後、同館で開催中のル・コルビュジェ ( 1887~1965 ) と20世紀の美術展に足が運ばれ、幸運にも近代建築の巨匠の絵画・彫刻・版画・タピスリー映像などの多才な芸術に触れました。

私は以前、ル・コルビュジェ 建築・家具・人間・旅の全記録 ( 沢井聖一 発行者 ) を手に入れ、彼の思想・建築への精神・創造性に触れたことを思い出し、大きな感動を覚えるものでした。それも入口からパニュルジュが彫刻で展示され、かの有名な詩を思い起こされ友人と語り合いながら理解に集中しました。

即ち、奇跡を求めていたパニュルジュに瓶は答え、飲め、私自身はっきりとさせるために解説する。

行動せよ。そうしたら君は奇跡を見られる。
そんなにけなすな。逃避を求めるな。
瓶は君に言った。飲めと。

フランソワ・ラブレの傑作に出る調子者パニュルジュと瓶の会話に心を大きく寄せた、ル・コルビュジェは、その心の会話を多くの彫刻に誇として現わしていた。
それらからどれ程のインスピレーションを受けたかは計り知りえない程、多くの瓶が絵と彫刻に現わしていたのには驚きを禁じ得ないものでした。

小心者、パニュルジュは、みすぼらしい姿から抜け出すために答えを求めた。それに瓶は答えて 『 飲め!行動せよ! 』 を飲めと瓶は言ったと。すると奇跡がみられると。即ち、行動する、体を使って成し遂げる、勝利や成功を治める。真実を実践することで奇跡が見られるのを目の当たりにする。それは誰でも努力することで体の手と心を使って実践することで、自分なりの奇跡を見る意味でもあり、大きな希望を得る鑑賞の日となりました。

聖書にも、神がヨブ ( 4世帯の先をみることが出来た人 ) に、腹に帯を締めよ ( 働けの意味ですと ) その右の手で勝利を治めてみよ。その時、私 ( 神 ) はあなたを称えるとあるのを思い起こした。又、主 ( 神 )の手は御力を示す。主の右の手は高く上がり、主 ( 神 ) の足は御力を示すも。まさしく、ミケランジェロやル・コルビュジェの手で表したもので神の御業をみ、驚くばかりでした。特に、ミケランジェロのイザヤ預言者が8世紀後のキリストや預言者ヨハネについて予言し、神の言葉が成就する進化の場面や、又、古代ギリシャのデルポイの巫女もキリストの顕現を予言したことについては、驚くばかりでした。
 

10/30 ムーティ ヴェルディ生誕200年記念特別公演を聴く

すみだトリフォニーホール

先日リッカルド・ムーティのヴェルディ生誕200年記念講演を聴き

この方の音楽に対する姿勢・哲学・情熱・精神・限りない理解力の深さ、解釈の明確さに触れ、より触れようと当日券を求め2階席に着いた。何と指揮者の前身がオーケストラの前面でリアルに見える最高の席で、となりの方と喜び合いました。

これは初めての経験で今迄は指揮者のうしろ姿しか見てなく、前面の動きと表情は音楽と共にこの方のエネルギーが全体を指揮、私達をヴェルディの音楽へ案内し心豊かに清められるものでした。

まるで、ヴェルディが音楽を作るとき、純粋で高貴な生への認識を気付かせる働きを再現させる如く―。
音楽のことがよく知らなくても、その全体のエネルギーで私達をより純粋で崇高であれと呼びかけるような突然の、帝王 ムーティによるヴェルディの神髄に触れる日となりました。幸運に感謝の念で――。

 

10/28 東商目黒支部 東京ガス 千住テクノステーション見学

太陽光発電設備見学のため参加。

京セラモジュル・シャープ・シェール・パナソニックなど屋上に強風でも耐えるコンクリートで設置されていて、モジュルと方角によって発電量が少々違いがあると。

同建物の入口直角立ては、発電率が10%程下がると。
未来形の太陽熱発電機も敷地に設置され、人間の限りない深い知恵に触れる気がしました。

又、住居の未来形には、浴場を床に設置。その上で暖を取る部屋として…ああ…なっているものは簡単に見え常識化されていくが、最初は不確実で思いつく迄、どれ程考えてなっているのかに驚きを禁じ得なかったのでした。

夜は、第3回 京セラ アメーバ収支の捉え方と採算表について学び経営にいかす。
渋谷和憲コンサルタントによる。雅叙苑にて

 

10/26 ヴェルディ200周年記念講演

オーチャードホール

リッカルド ムーティ ヴェルディを語るを聴く

ヴェルディ200周年記念にさいして、どのようにしてオペラが誕生するかについて。緻密な構成と気くばりがあるかについて―。

ソプラノとバリトン歌手を実演で、作曲家の楽譜を正確で細密な読み・配慮・行動で成し遂げられる場面を見せて、ヴェルディを語り、それらを受け繋ぐ指揮者・オーケストラ・歌手たちでオペラが構成される多重構造を高度なエネルギッシュで表現して下さった。それは、高度な物事を創造する方々の精神に触れる記念すべき日となりました。

リッカルド ムーティ、この方の安定した健全性・哲学性・正確さ・全一性、高度な集いをリードできる精神性については、ただただ尊敬の念を抱くばかりのものでした。このような精神にふれる機会はこの世に生を受け、何度もないもので、彼の神々しく崇高なものをこの方はいとも簡単に重量感で現わすように見えたが。影でどれ程の努力を積み重ねていらっしゃる場面に触れ、多いに勇気をいただくものとなりました。

…ああ…創造にはたえまない稽古、学びで正確さに辿りつき、「 自然さが生まれる 」のかについて気づかされる場面を、誘った友人と共に喜び合い、美味な夜食で楽しみを分け合いました。このような日が与えられるのを感謝しつつ…。読売新聞のかたすみでこの講演開催の記事をみつけた日のことを思いながら…。

 

10/23 求められる女性の活躍とは!

スパイラルホール青山

アベノミクスの展望!白鴎大学女性フォーラムin青山参加

女性は少子高齢化を救う!安倍首相の思い~について後藤謙次ジャーナリスト・元共同通信編集局長が基調講演で、女性の力で人口減少の対策として経済と社会活気の活性化のため、安倍首相就任の折、女性を高位席へ数人配置なさった背景について語って下さった。

そのモデルで社会に発信、日本は世界で現在105番の女性の地位をいかにしてアップさせ、日本の元気を活気づけるかについて安倍首相の思いを後藤さんの通訳で説明して下さり、多いに参考になりました。

それについて、日本の成長戦略!女性が果たす役割とは?を猪口邦子参議院議員元少子化大臣元軍縮大使 岡崎仁美 (株)リクルートキャリア リクナビ編集長、就職みらい研究所所長 永井美奈子フリーアナウンサーのコーディネートでそれぞれの思いを現わにしてわかりやすく、女性特有の役割をいかに果たせるかについて各々の立場でのご経験から政府の政策を捉え女性力を発揮し、社会をよりよくしていく着眼点について話して下さった。

共に参加した友人と共に多いに喜び合い、私達も社長としての役割を重ね合わせ、美味な中華料理店で語り合い次元を高める日となりました。

 

10/11 田光牧師 旧約聖書朗読勉強会参加

人生の正しさ・謙虚さ・正直・神について学ぶ

友人とのご縁で何回か参加することでいろいろ解釈を解き、精神が一歩進化するのを感じた。

その中でも特に印象深い解釈は

  預言者 :言葉を預かる者。神より。

   罪   :的を外す意味。目的を達成できないこと。

神について:私はある。私はあるという者。モーゼに仰せ 神なる主はあるという者。
        私はここにいる。見よ!ここにいると言う者。 イザヤに現わす。
        キリストは父、私達や私達の祖先を造った神ですと。
        又、真理や正義としても表現

 成就   :預言が成し遂げられること。
        願望や言葉がその通り具現化されること。
        現代は人類が進化発展し思いが成就される意味ですと。
        即ち、宇宙と世界が神の成就の意味ですと。
      
ちなみに、シュタイナーは私の中の私を捉えられないが神として捉え、エマソンは法則を神と捉え、ゲーテは全能なる働きを神として捉えたのを重ねながら学び、解釈が解かれることによって精神が軽やかに自由を得るのを感じる素晴らしい学びとなり、田光牧師様に導かれた私の幸運に感謝を捧げました。